スチール棚.comの商品詳細ページです

スチール棚に特化した専門通販サイトです。

ボルトレスラックのスチール棚の組み立てには金属製ハンマーが有効のメイン画像

ボルトレスラックのスチール棚の組み立てには金属製ハンマーが有効

重量物を収納できる中軽量スチール棚・中量スチール棚及び軽量ボルトレス棚の組み立てに際して、プラスチックハンマーや木槌の他に金属製ハンマーで施工する方法があります。金属製ハンマーを使用すれば特にハマりにくい接合部分の施工に有効となり、その方法等を説明しています。

ボルトレスラックの施工方法

ボルトラック(ビスやボルト・ナットを使用しないスチール棚のこと)でなく、「ボルトレスラック」と呼称されるスチール棚には、耐荷重150kg〜500kg/段までの重量物が収納できるものがあります。

これらのボルトレスラックで特徴的なのは、スチール部材同士をハンマー等の打撃を加える工具を使用して接合することです。
具体的には、支柱と天地受けの接合(軽量ボルトレス棚・中軽量棚の場合のみ)、支柱とワイドビームの接合、支柱と天受け・地受け・棚受けの接合(中量棚の場合)があります。
いずれも、受ける側である支柱の孔に、差し込み側である天地受け、ワイドビーム、天受け・地受け、棚受けの部材にあるツメと呼ばれる突起物をはめ込み、床下方向に叩いて接合する方法です。ボルト・ナットを使用しないため、スチール部材の接合には打撃を加えてしっかりと打ってはめ込む必要があります。

ハンマーの叩き方と接合方法について

上述の部材同士の接合には、打撃を加える工具であるハンマーを使用します。
ハンマーの叩き方は、ツメを支柱の孔にあてがっった後に、差し込む側の部材(天地受け・ワイドビーム・天受け・地受け・棚受け)の上部をめがけて垂直方向に打ち込んでいきます。
ボルトレスラックのハンマーを使用した接合方法の図
基本的には打ち込みができなくなるまで目一杯打撃を加えていきます。支柱とワイドビームの接合は、目安としてピンが入る孔が重なり合うまで打ち込みます。
また、支柱の両端に対して、平行に床下方向に打ち込んでいく必要があります。

金属製ハンマーの効果

基本的には中軽量スチール棚・中量スチール棚及び軽量ボルトレス棚の組み立てに際しては、プラスチックハンマーや木槌が使用されます。これらの工具を使用するメリットは、打撃を加える部材への傷が最小限で済むことです。
ただし、プラスチックハンマーや木槌は、ハンマーの槌(打撃部分)の材質に重量がないため、力の弱い方や垂直方向にハンマーを下ろしづらい場所での施工では、うまく打ち込み目安まで降りていかない場合があります。
そこで、金属製のハンマーを使用することで、槌部分の重さを利用して、しっかりと目安まで打ち込みが可能となります。

傷予防のため雑巾・ウエス・布切れでカバー

ただし、金属製のハンマーはその素材故に、プラスチックハンマーと木槌を使用するメリットと反面に、打撃を加える部材への傷がつきやすくなってしまいます。
傷を予防するために有効なのは、部材の打撃を加える部分に雑巾やウエス、布切れ等で覆ってカバーしあてがい、そこをめがけて打ち込んで方法があります。
雑巾・ウエス・布切れの画像
この方法を採用すれば、金属製ハンマーのメリットを活かし、デメリットを低減することができるようになります。

接合部分に事前に潤滑油を塗布

さらに、上述の部材同士の接合部分に、KURE CRC 55-6 のような一般的な潤滑油を少量塗布することで、滑りがよくなり、よりはめ込むみやすくなります。差し込み側である天地受け、ワイドビーム、天受け・地受け、棚受けの部材にあるツメ部分に塗布することで、より効果を得られやすくなります。

参考リンク:KURE 55-6シリーズ

スチール棚の商品ジャンル一覧

ウレスジのスチール棚一覧