
コーナープレートの役割と種類、必要数等について
軽量スチール棚を組み立てる際に必要となるコーナープレート部材。ここではコーナープレートの種類と役割、さらに、スチール棚を組み立てるにあたって1台あたりの必要個数(枚数)や取り付け位置等を説明しています。
コーナープレートの役割
当サイトで取り扱っているスチール棚で、コーナープレートが必要となる棚は、以下の種類となります。
いわゆるボルトラックの一種で、ボルト・ナット使用することで組み上がるスチール棚商品となっており、コーナープレート部材は上述の棚で使用することとなります。
ボルトラックについては、主要部材であるスチール棚板(軽量棚板)・アングル(支柱)40mm×40mmと、構成部材であるボルト・ナット(ビス)・ベースプレート、そしてコーナープレートによって構成されており、そこに、パネル棚であればパネル材、金網棚であれば金網材が追加されます。
ボルトラックでのコーナープレートの役割は、ひとことで言えば、主要部材である棚板と支柱との接合であるということができます。
基本的に、棚板と支柱の接合はボルト・ナットを用いておこなわれます。しかしながら、この三部材だけによる接合では、剛性が頼りない箇所が出てくるため、また、コーナープレートを使用しないと既定の耐荷重に満たない状態となるため、その該当箇所(設置個所)においてコーナープレートを用いてスチール棚の剛性をUPさせることができます。
また、角(コーナー)の接合強度を上げることにより、スチール棚を揺れに強い躯体にすることができます。
コーナープレートの種類
軽量スチール棚で使用されるコーナープレートは、以下の種類があります。
- ダブル型(W型)コーナープレート
- シングル型(平型)コーナープレート
ダブル型(W型)コーナープレートとは
軽量スチール棚のオープン棚及び金網棚で使用されるコーナープレートです。ダブルという名の通り、ダブル型1個で以下に説明するシングル型コーナープレート2枚分での役割を果たすコーナープレートです。
約1.2mm厚の金属製・ユニクロメッキの部材で、重量は1個あたり約75gで、外寸サイズはおよそ幅116mm×奥行86mm×高さ86mmとなります。
このコーナープレートは、支柱と棚板を重ね合わせた後に、その棚板の裏側にと支柱の裏側にダブル型コーナープレートをあてがい、ボルト・ナットにて固定します。
コーナープレート上部の広いL型になっている箇所(ビス孔:4個)には棚板の裏側の角を、コーナープレート下部の狭いL型及び下に伸びているになっている箇所(ビス孔:2個)には支柱の裏側に合わせます。
棚板と支柱を重ね合わせると、棚板の厚みの分だけの段差ができます。その段差に合わせるようにコーナープレート側にも段差を設けて、より密着して固定ができるよう加工が施されています。
ダブル型コーナープレートの1個あたりのビス孔(ボルト・ナットを入れ込む穴)は合計で6個となり、6個すべてのビス孔にボルト・ナットを取り付けます。
シングル型(平型)コーナープレートとは
シングル型(平型)コーナープレートは、主には軽量スチール棚のパネル棚で使用します。ただし、大阪出荷やパネル棚との同梱出荷等によってオープン棚及び金網棚にも適用される場合もございます。
シングル型コーナープレートは、1つの角(コーナー)に対して2枚を1セットにする形となります。
支柱と棚板を重ね合わせた後に、表側の棚板の角と支柱の裏側に合わせます。その際、ダブル型コーナープレートと違い、棚板及び支柱の裏側ではなく、棚板と支柱の間に挟むようにあてがってボルト・ナットで取り付けをおこないます。
シングル型コーナープレートは、約0.8mm厚の金属製・ユニクロメッキの部材で、重量は1個あたり約16gで、外寸サイズはおよそ幅80mm×奥行0.8mm×高さ80mmとなります。
平型とあるように曲げ加工のある立体的な形状ではなく、薄い板状のスチールプレートとなります。
ダブル型コーナープレートは1つの棚板のコーナーに対して、1個を使用しますが、シングル型コーナープレートは、同コーナーに対して2枚を使用することとなります。
コーナープレートの取り付け位置
ダブル型・シングル型を問わず、その名の通り「角(コーナー)」に取り付けます。ただし、スチール棚のすべてのコーナーに取り付けるのかというと、そうではありません。原則的には、最上段の棚板のコーナー4箇所と、最下段の棚板のコーナー4箇所に取り付けることとなります。
それ以外、つまり、最上段の棚板と最下段の棚板以外の棚段には、仕様上では、取り付けをおこなうことはしません。最下段の棚板と最下段の棚板以外の棚板である中段(中間の棚板)の角には、コーナープレートをあてがうことなく、直接にボルト・ナットを使用して固定します。
最下段の棚板と最下段の棚板の各コーナーさえコーナープレートを使用して固定していれば、中間の棚板はコーナープレートを使用せずとも既定の耐荷重を保つよう設計されています。
ダブル型(W型)コーナープレートの必要数
「コーナープレートの取り付け位置」の項目で述べた通り、最上段のコーナー4箇所と最下段のコーナー4箇所に取り付けることになります。
ダブル型は1つのコーナーに対して、1個をあてがえば良いので、最上段の棚板のコーナーに4個、最下段の棚板のコーナーに4個が必要となります。つまり、1台あたりの必要数は8個となります。
シングル型(平型)コーナープレートの必要数
スチール棚の種類、詳しくは、三方をパネル板で囲うパネル棚と、オープン棚・金網棚との違いによって、シングル型コーナープレートの枚数は異なります。
パネル棚1台あたりの必要数
パネル棚は、背面・側面の三方をパネル板で囲っている軽量スチール棚です。
そのため、後ろ側のコーナーには、パネル板があてがわれていることなり、コーナープレートを取り付ける必要がありません。正面側のコーナーにも、当然のことながら、側面パネル板があてがわれいるため、側面側のコーナーにも取り付ける必要がありません。
以上のことから、パネル棚は、正面側の最上段と最下段に、シングル型コーナーを取り付けます。正面側のみに取り付けることから、1つのコーナーの片側のみとなり、最上段には左側1枚・右側1枚、同様に、最下段には左側に1枚・右側1枚を取り付けることとなります。つまり、1台あたりの必要数は4枚となります。
オープン棚及び金網棚1台あたりの必要数
「コーナープレートの取り付け位置」の項目で述べた通り、最上段のコーナー4箇所と最下段のコーナー4箇所に取り付けることになります。
シングル型は1つのコーナーに対して、2枚をあてがえば良いので、最上段の棚板のコーナーに8枚、最下段の棚板のコーナーに8枚が必要となります。つまり、1台あたりの必要数は16枚となります。
参考:オープン棚(軽量スチール棚)のビス(ボルト・ナット)必要個数
パネル棚(軽量スチール棚)のビス(ボルト・ナット)必要個数
スチール棚の商品ジャンル一覧
オープン棚(軽量スチール棚)

スチール製の棚板とアングル(支柱)のみで構成されたシンプルな構造のスチール棚。本棚にも物品棚にもどのような環境にも使えるベストセラーの軽量棚です。最もお買い得な商品です。
パネル棚(軽量スチール棚)

背面と側面をスチール製のパネル板で三方を仕切ったスチール棚。光や埃を通しにくく遮光性にすぐれた軽量棚です。背面と側面のパネルはコボレ止めの役割を果たしているのでスチール本棚・スチール書棚に最適です。
中軽量スチール棚 200kg/段

耐荷重200kg/1段のスチール棚。ビス(ボルト・ナット)の要らないボルトレスラックの丈夫な構造で物品棚や書棚・本棚等に適した奥行サイズが揃います。棚板間隔は25mmで可動し組み立ても容易な中軽量棚です。
ホワイトラック書棚 軽量KU

図書館什器メーカーである金剛製の1段100kgのスチール本棚(ホワイト色)。「単式」と両面収納可能な「複式」の2パターンがあり幅バリエーションが900〜1800mmと豊富です。
ホワイトラック スチール書架KCJA

ホワイト色のスチール書架KCJA。スチール製本棚のホワイトラック。図書館納入のノウハウを詰め込んだ機能充実のスチール書架。大学の研究室等の壁面書棚に適しています。
サカエラック

堅牢な溶接一体構造の支柱となるサイドフレームを採用したホワイトカラーのサカエ製スチール棚。シンプルな躯体のオープン型で樹脂製アジャスターが標準装備されています。倉庫や工場の物品棚に適しています。
スチール書架(ホワイト色)

井上金庫(イノウエ)製スチール書架のホワイトカラー(白色)バージョン。大学の研究室・研究所・書庫室・事務所・ご自宅の書斎等に最適なスチール本棚。ホワイト色なので設置する空間が明るくなります。
ウレスジのスチール棚一覧
アングル(支柱) 軽量スチール棚 H2400mm用 (L:2400mm)

軽量スチール棚のアングル(支柱) 2400mm 1本セット
アングル(支柱)のピッチは50mm間隔で30mm×7mmのビス孔があいています
1,020円(税抜)
スチール棚 中軽量200kg連増(2連結棚) H1800×W2360×D450(mm) 棚板10枚

堅牢な構造とボルトレスで組立て作業が簡素化した中軽量スチール棚連増※2連結棚(H1800mm・W2400mm・D450mm)
支柱を共用した横連結タイプなので幅が2倍に
棚板1枚あたりの耐荷重は200kgで、重い物の収納はバッチリです。棚段ピッチは25mmで細かい段間隔の設定が可能です。
47,900円(税抜)
スチール棚 軽量オープン棚 H3000×W1800×D600(mm) 棚板8枚

H3000mm・W1800mm・D600mmの支柱とスチール棚板でつくられた基本型のスチール棚
倉庫や工場の物品棚、オフィスの書類棚等のご利用におすすめ
棚板1枚あたりの耐荷重は120kgで重い物の収納はバッチリです。スチール棚の棚板は50mmピッチで上下調節ができます
SOLD OUT
スチール棚 軽量パネル棚 H1500×W1200×D300(mm) 棚板4枚

H1500mm・W1200mm・D300mmの物が落ちないように両側面と背面にスチール製のパネル板で密閉したパネルタイプのスチール棚
ほこりや光を避けたい物品の収納にピッタリです。
棚板1枚あたりの耐荷重は120kgで50mm間隔で上下調節ができます。
21,000円(税抜)
スチール棚 軽量パネル棚 H1800×W1200×D450(mm) 棚板5枚

H1800mm・W1200mm・D450mmの物が落ちないように両側面と背面にスチール製のパネル板で密閉したパネルタイプのスチール棚
ほこりや光を避けたい物品の収納にピッタリです。
棚板1枚あたりの耐荷重は120kgで50mm間隔で上下調節ができます。
26,700円(税抜)
ホワイトラック スチール書架 KCJA 単式 H1950×W940×D260(mm)

ホワイトカラーのスチール書架(複柱書架)KCJA型ラック。
書籍収納に最適なスチール棚です
スチール棚のサイズ:高さ1950mm×幅940mm×奥行260mm
20,750円(税抜)
スチール棚 軽量パネル棚 H1800×W875×D300(mm) 棚板5枚

H1800mm・W875mm・D300mmの物が落ちないように両側面と背面にスチール製のパネル板で密閉したパネルタイプのスチール棚
ほこりや光を避けたい物品の収納にピッタリです。
棚板1枚あたりの耐荷重は120kgで50mm間隔で上下調節ができます。
18,200円(税抜)
スチール棚 中量300kg連増(2連結棚) H1800×W2400×D600(mm) 棚板10枚 ※柱芯寸法

中量スチール棚300kg/段 連増※2連結棚(H1800mm・W2400mm・D600mm)
支柱を共用した横連結タイプなので幅が2倍に
耐荷重は棚板1枚あたり【300kg】で重量物をしっかり支えます。棚段ピッチは25mmで、細かい段間隔の設定が可能です。
61,200円(税抜)