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床下スペース利用のために軽量スチール棚の最下段を上げる方法のメイン画像

床下スペース利用のために軽量スチール棚の最下段を上げる方法

通常では軽量スチール棚(オープン棚の例)は支柱の床下側から二番目の孔に最下段の棚板を配置しますが、床下のスペースを有効利用するためにコーナープレートとともに棚板の位置を上げて組み立てる方法を説明しています。

通常の最下段の棚板の位置

軽量スチール棚では、L型の支柱(Lアングル)に楕円形のビス孔が設けられており、棚板は、その孔と棚板に据えてある孔とをビスで取り付ける仕様となっています。
床に近い最下段の棚板については、通常、一番下の孔から二番目の孔に置いてビス留めします。
最下段の棚板の取り付け位置の写真
最下段の棚板の取り付けとベースプレートの位置1
最下段の棚板の取り付けとベースプレートの位置2

軽量スチール棚の組立説明及び組立工程のページ

一番下の孔ではなく二番目の孔に最下段の棚板を配置するのはコーナープレート(写真ではHWコーナーの例)をあてがうためで、床下から一番目の位置ではこれらのコーナープレート部材が取り付けができない仕様となっています。そのため、最下段の棚板は、一番下の孔ではなく、二番目以降の孔に取り付けるようにします。

支柱(アングル)の孔のサイズとピッチ

支柱(アングル)は、およそ30mm×7mmの楕円形サイズの孔が50mmピッチで配置されています。1800mmの支柱であれば1800mm÷50mmで36箇所の孔が配置されています。開放型のオープン棚であれば、それらの孔にお好きな位置で棚板を取り付けができます。
最下段の棚板は、通常仕様であれば前述のとおり、床下から数えて二番目に取り付けます。最下段の棚板の床下からの高さは、計算上は100mmとなっております。(※孔に遊びがあるため、上に5mm・下に15mm程度上下します)
例えばキャスター(コロ・車輪)付きボックス等の収納物があり、床下に転がしながら出し入れしたい荷物がある場合、通常仕様では床下からの高さが狭過ぎでキャスターを生かした仕舞い方ができません。そのような場合に、最下段の棚板を、もっと上部の孔に配置することで、床下収納を実現できます。
(※最下段の棚板をより上部に配置する方法ではメーカーの120kg/段の耐荷重テストにクリアした仕様とは異なりますので予めご了承ください。)

床下スペース利用のための棚板取り付け孔の調節

床下に転がしながらキャスター付きボックスの収納をしたい場合等、床下のスペースを利用するためには、最下段の棚板を上部に配置する必要があります。そのためにはまず収納するものの高さを調べ、どのくらいの位置に棚板を配置すれば良いかを確認します。
例えば、高さが400mm程度の収納物を床下に直接収納したい場合は、最下段の孔の位置を下から九番目に設定して、その位置を最下段とします。ここでの実際の有効高さ寸法は420mm程度となり、高さ400mmのものが収納可能となります。棚板を上下移動できるピッチ(間隔)は50mmとなりますので、収納物の大きさに合わせて、420mm+50mm→470mm、420mm-50mm→370mmと、有効高さを上下できます。
床下空間有効利用のためのスチール棚板の上部配置の写真
上の写真では、床下から十番目に棚板を配置しております。

コーナープレートは必ず取り付ける

通常仕様の床下から二番目の棚板の位置にしろ、上述の写真のように下から十番目にしろ、コーナープレートは必ず取り付ける必要があります。コーナーという名前を冠しているとおり、スチール棚の上下四隅に取り付けることで、躯体強度が上がる仕組みとなっています。コーナープレートは、一番上(最上部)の棚板と一番下(最下部)の棚板に取り付けをおこないます。
最下段の棚板にコーナープレートをあてがい取り付けする 1
最下段の棚板にコーナープレートをあてがい取り付けする 2
最下段の棚板にコーナープレートを取り付けした後
※写真は、HWコーナー及び角ビス(M7×13mm)の取り付け例

コーナープレートの役割と種類、必要数等について

コーナープレートを取り付けた後に、中間の棚板をお好きな位置に配置しビス留めします。棚を寝かした状態でのビスの取り付けは、仮止め状態にしておきます。支柱に仮止めした棚板は、棚を起こした後に水平器等で水平を出し、本締めします。

床下の比較

最下段の棚板を床下から十番目の位置に取り付け、スチール棚本体を起こし本締めした後の状態が以下の写真となります。
床下スペースを確保した状態でスチール棚本体を起こした写真 1
床下スペースを確保した状態でスチール棚本体を起こした写真 2
床下スペースを確保した状態でスチール棚本体を起こした写真
写真のように、底部に取り付けるベースプレート(両穴ベース)は、単独で一箇所のみビス留めします。この状態での床下有効高さ寸法は、470mm程度となります。
通常仕様(床下から二番目の位置で取り付け)と有効利用設定した場合(床下から十番目の位置で取り付け)の比較写真
通常仕様の状態と比較すると、床下のスペースを十分に確保できるため、有効利用ができるようになります。
なお、これまで見てきたような最下段の棚板を上部に配置する方法は、軽量スチール棚のなかでもパネル棚タイプ及び金網棚タイプには適しておらず、仕様上オープン棚に適した方法となっております。

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