
金剛製スチール本棚シリーズのベースプレート(基礎)
金剛製スチール本棚のベースプレートには基礎の役割の他に床固定及び壁固定等の役割があります。ここではKU軽量本棚(耐荷重100kg/段)やスチール書架KCJA・スチール書架KU(耐荷重40kg/段)、スチール書架RKU(耐荷重100kg/段)のスチール本棚シリーズの「基礎」と呼ばれるベースプレートの役割や用途を紹介します。
ベースプレートとは
当サイト【スチール棚.com】では、図書館施設・文化施設の什器を製造するメーカーである金剛株式会社製の書架及び物品棚シリーズ(以下、スチール本棚)を販売しています。ここで紹介するベースプレートは、以下の、金剛製のスチール本棚に使用されるベースプレートとなります。
ベースプレートとは、スチール本棚のC型チャンネルタイプの支柱の底面に取り付けられるパーツ部材です。ベースプレートの材質・素材は、金属製でメッキ処理がされているのが一般的です。
各スチール本棚の支柱の底面にベースプレートは取り付けをおこなうため、本棚の基本1台につき、4個が必要となります。2台分の棚で支柱を共用して連結した2連結棚(増連)であれば、6個。以降、追加連結棚1連につき、2個必要となります。
ベースプレートは「基礎」とも呼ばれ、スチール本棚と床とがダイレクトに接触する箇所でもあります。
ベースプレートには、孔が2箇所開いています。1箇所は、プレートと支柱とを接合するためのビス留め孔。もう1箇所は、後述するアンカー留め施工用の孔となっています。
ベースプレートの主な役割
ベースプレートの主な役割は、プレートを取り付けることによって、Cチャンネル型アングル支柱の端部を床面にダイレクトに設置させることなく、緩衝材の役目を果たすことです。ベースプレートが緩衝材となることで、床面の傷はもちろん、アングル支柱への衝撃や曲がり等のダメージを防ぐこととなります。
床固定金具としての役割
ダメージへの緩衝材としての役割の他、スチール本棚を床面にアンカー固定する際の、床固定金具としての役割があります。
KU軽量本棚やスチール書架KU、スチール書架RKUに代表されるKUシリーズについては、床固定は、このベースプレートを固定金具として使用した方法のみとなります。
スチール書架KCJAシリーズは、床固定金具としてベースプレートを使用する場合ともう一つ、別途KCJA専用の床固定金具(機種と同色のホワイト塗装されています)があり、これを支柱下部の側ツナギ(下)にタッピングビスで取り付けて、固定する方法があります。
壁固定金具の補助部材としての役割
また、スチール書架KCJAシリーズのベースプレートには、壁固定を施工する際の補助部材としての役割もあります。
スチール書架KCJAシリーズには、基礎としてのベースプレート(1台につき4個)とは別に、同じプレートが同梱されています。また、壁固定金具として、機種と同色のホワイト塗装された金属製の金具が同梱されています。この2つの金具を使用することで、KCJA書架の壁固定は素早く施工できるようになります。
具体的には、以下の方法でKCJA書架は壁固定作業をおこないます。
- 支柱の最上部にベースプレート補助部材をタッピングビスで取り付ける
- 壁固定金具(ホワイト色)と支柱に取り付けたベースプレートとを、M8ボルトナットで取り付ける
- 壁に対して固定金具の孔からアンカー留めをおこなう
なお、KU軽量本棚やスチール書架KU、スチール書架RKU等のKUシリーズは、基礎としてのベースプレートは壁固定では使用しません。機種と同色の壁固定金具及び壁固定金具の補助部材(天ツナギ取付金具)がそれぞれ用意され、その2点のパーツを使用して壁固定を施工します。この方法を支柱上部方式の壁固定と呼んでいます。