スチール棚製品は、環境負荷の低減に寄与する製品の基準となる「グリーン購入法」の対象商品となっています。対象品目のオフィス家具類カテゴリに分類されるスチール棚・スチール本棚の適合基準やカタログでのマークや表記等の詳細について説明しています。
この記事で分かること
- グリーン購入法適合商品とは
- グリーンマーク
- オフィス家具類(一般家具)の基準
- スチール棚やスチール本棚の基準
- 一般家具(椅子・机・棚・収納用什器など)の基準:保守部品・消耗品を製造終了後5年以上供給することが全品目共通。主要材料がプラスチックなら再生プラスチック10%以上、木材なら間伐材・端材等の再生資源または合法材でホルムアルデヒド放散速度0.02mg/��h以下、紙なら古紙パルプ配合率50%以上です。
- 金属製棚・什器(スチール棚はこちら)の基準:材料の95%以上が金属類であることが前提で、棚板の機能重量0.1以下、単一素材分解可能率85%以上、リデュース・リサイクルに配慮された設計、の3つをすべて満たすことが条件です。
グリーン購入法適合商品とは
グリーン購入法適合商品とは、循環型社会を形成するための施策として定められた法律「国等による環境物品等の調達の推進等に関する法律(グリーン購入法)」に適合する商品の事を指します。
グリーン購入法は、国等の公的機関が率先して環境負荷の低減に寄与する製品・サービスの調達を推進し、持続的発展が可能な社会の構築を推進することを目指して制定されたものです。
環境省が公表するグリーン購入法の「基本方針」の判断の基準を満たしている製品及びサービスが、グリーン購入法適合商品と呼ばれています。
なお、この基準を満たしていることを認定・認証している機関は存在せず、製造事業者が自己判断により「グリーン購入法適合品」と表示しています。
この基準を満たしていることを認定・認証している機関は存在しません。製造事業者が自己判断により「グリーン購入法適合品」と表示しています。第三者認証ではない点にご留意ください。
グリーンマーク
グリーン購入法適合と記載されている商品は、その記載とともに、マークが表示されています。
そのマークは複数あり、紙類・文具類はエコマーク、照明類は省エネマーク等、製品カテゴリごとにそれぞれことなるマークが採用されています。
スチール棚・スチール本棚については、グリーン購入対象物品のカテゴリでは、オフィス家具類に分類され、そこで使用されるマークが、以下のグリーンマークとなります。
スチール棚・スチール本棚は、後述するようにグリーン購入法適合基準に必ず満たす什器類であるため、各スチール棚メーカーのカタログには、このグリーンマーク単体及びグリーンマーク&「グリーン購入法基準適合商品」との併記にて必ず表記があります。
グリーン購入法適合を示すマークは製品カテゴリごとに異なります。紙類・文具類はエコマーク、照明類は省エネマークといった具合です。スチール棚・スチール本棚はオフィス家具類に分類され、グリーンマークが使用されます。
オフィス家具類(一般家具)の基準
環境省が示すグリーン購入対象物品一覧のなかのカテゴリには、スチール棚が含まれる棚・什器類は、オフィス家具に仕分けされています。
そのなかでオフィス家具類の調査対象品目は、椅子、机、棚、収納用什器(棚以外)、ローパーティション、コートハンガー、傘立て、掲示板、黒板、ホワイトボードと、それ以外の金属製棚・什器の二つに細分化して掲載があります。
ひとつ目の一般家具のグリーン購入法適合基準は、以下が挙げられています。
全品目共通
- 保守部品又は消耗品は製造終了後5年以上供給
主要材料がプラスチックの場合
- 再生プラスチックがプラスチック重量比10%以上
主要材料が木材の場合
- 間伐材、端材等の再生資源又は合法材
- ホルムアルデヒドの放散速度が0.02mg/��h以下(F☆☆以上)
主要材料が紙の場合
- 古紙パルプ配合率50%以上
- バージンパルプの合法性の担保
オフィス家具類の調査対象品目は、椅子・机・棚・収納用什器(棚以外)・ローパーティション・コートハンガー・傘立て・掲示板・黒板・ホワイトボードと、それ以外の金属製棚・什器の2つに細分化されています。スチール棚は後者です。
スチール棚やスチール本棚の基準
環境省が示すグリーン購入対象物品のカテゴリのなかのオフィス家具類で、それ以外の金属製棚・什器のなかにスチール棚・スチール本棚は分類され、ここでは上記の一般家具とは異なる基準が設けられています。
調査対象となっているこの品目の定義は、「大部分の材料が金属類の棚・什器」とあります。この大部分の範囲は、95%以上と明確に定められています。
95%が金属類の棚・収納什器の基準は、以下のとおりです。ここで挙げている全ての基準を満たしているものが、グリーン購入法基準適合商品として取り扱われます。
- 棚板の機能重量が0.1以下
- 単一素材分解可能率が85%以上
- リデュース、リサイクルに配慮された設計がされていること
ここで掲載されている棚板の機能重量とは棚板の重量当たりの耐荷重を差し、スチール棚の構成部材であるスチール製棚板が、いかに軽量かつ重い荷重に耐えられるように設計できているかを測る数値のことです。
棚板に適用される機能重量の基準の算出方法は以下のとおり示されています。
- 機能重量の基準 = 棚板重量 ÷ 棚耐荷重
例えば、棚板重量が8kg×5段の軽量棚板で、棚全体の耐荷重は1台当たり500kgとなりますので、0.08となり、この基準を満たしていることとなります。
これらをまとめると、グリーン購入法の基準に適合したスチール棚・スチール本棚は、材料のうち95%以上が金属類でできており、棚板が軽量かつ相当の耐荷重に耐えられるものを備え、単一素材の分解率が85%以上かつリデュース・リサイクルに配慮された製品、ということになります。
棚板の機能重量とは、棚板の重量あたりの耐荷重を指します。計算式は「棚板重量 ÷ 棚耐荷重」で、数値が小さいほど軽量で重い荷重に耐えられる設計ということになります。例えば棚板重量8kg×5段の軽量棚板で棚全体の耐荷重が1台500kgであれば、40÷500で0.08となり基準を満たします。
- Q. スチール棚はグリーン購入法に適合していますか?
- A. 適合しています。スチール棚・スチール本棚はグリーン購入法の適合基準を必ず満たす什器類であるため、各メーカーのカタログにはグリーンマーク単体、またはグリーンマークと「グリーン購入法基準適合商品」の併記が必ず表記されています。
- Q. スチール棚に適用される基準は何ですか?
- A. オフィス家具類のうち「それ以外の金属製棚・什器」に分類され、大部分(95%以上)の材料が金属類であることが前提です。そのうえで、棚板の機能重量が0.1以下、単一素材分解可能率が85%以上、リデュース・リサイクルに配慮された設計であること、の3つをすべて満たす必要があります。
- Q. 「棚板の機能重量」とは何ですか?
- A. 棚板の重量あたりの耐荷重を示す数値で、計算式は「棚板重量 ÷ 棚耐荷重」です。スチール製棚板が、いかに軽量かつ重い荷重に耐えられるように設計できているかを測る指標になります。棚板重量8kg×5段の軽量棚板で棚全体の耐荷重が1台500kgの場合、40÷500=0.08となり、基準の0.1以下を満たします。
- Q. グリーン購入法適合品は誰が認定していますか?
- A. 認定・認証している機関は存在しません。環境省が公表する「基本方針」の判断の基準に対して、製造事業者が自己判断により「グリーン購入法適合品」と表示する仕組みです。第三者による認証制度ではない点にご注意ください。
カテゴリ棚板1枚あたり120kg/段の軽量スチール棚です。記事中の機能重量の計算例に使用しているシリーズで、グリーン購入法の基準を満たしています。


