収納物サイズ辞典
スチール本棚に収納する書籍・書類・ファイルボックス・文書保存箱には、それぞれ決まったサイズがあります。
このページでは、収納物ごとのサイズ(判型・寸法)を辞典形式で一覧にまとめています。
収納物のサイズを把握しておくことで、スチール本棚の奥行き・棚段高さ・積載順の選定がスムーズになります。
目次
- この辞典で分かること:本・書籍・ファイルボックス・文書保存箱の判型別サイズ、スチール本棚の奥行きおよび棚段ピッチとの対応関係、正しい積載順
- 最初に押さえたいポイント:棚の奥行き選びの基準は「収納物の横幅(奥行)」、棚段の高さ調整の基準は「収納物の高さ」です。この2軸で収納物のサイズを確認しておくと選定ミスを防げます。
収納物サイズを把握する意味
スチール本棚を選ぶとき、本体サイズ(高さ・幅・奥行き)だけを見て選んでしまうと、いざ書籍を入れようとしたときに「入らない」「棚板が邪魔で閉まらない」といったことが起こります。
収納物のサイズを先に把握しておくことで、以下の選定が正確になります。
- 棚の奥行き選び:収納物の横幅(奥行)が棚の有効奥行き内に収まるか
- 棚段高さの設定:収納物の高さに合わせて棚板を25mmピッチで調整する
- 積載量の計算:1段あたりの耐荷重に対して、収納物の重量が収まるか
このページで掲載している収納物サイズは、判型ごとの一般的な規格寸法を基準としています。
実際の書籍・書類のサイズは出版社や製品によって若干異なる場合があります。収納前に実寸をご確認ください。
判型の基本(AとBの系列)
書籍・書類のサイズは「判型」と呼ばれる規格で分類されています。
日本ではA系列とB系列の2種類が使われており、数字が大きくなるほど小さいサイズになります。
A系列とB系列の違い
- A系列:国際標準規格(ISO)。A4・A5など。ビジネス文書・学術書・コピー用紙で広く使われる。
- B系列:日本独自の規格。B4・B5など。雑誌・教科書・週刊誌に多い。国際規格のISOとは異なるサイズのため注意。
- A4(297×210mm)とB4(364×257mm):B4はA4より一回り大きいサイズ。B4判の雑誌・画集は棚の奥行きとピッチが大きく必要。
- A5(210×148mm)とB5(257×182mm):B5はA5より一回り大きく、雑誌・テキストブックに多用される。
本・書籍のサイズ一覧
本・書籍を立てて収納する場合、棚の奥行きに関係するのは横幅(奥行)、棚段の高さに関係するのは縦幅(高さ)です。
| 判型 | 横(奥行)mm | 縦(高さ)mm | 本・書籍の主な種類 |
|---|---|---|---|
| A6判 | 105 | 148 | 文庫本 |
| 新書判 | 103 | 182 | 新書本 |
| B6判 | 128 | 182 | 単行本・漫画(青年誌) |
| 四六判 | 127 | 188 | 単行本(小説・実用書) |
| 菊判 | 150 | 220 | 単行本(文芸・実用) |
| A5判 | 148 | 210 | 学術書・専門書・ビジネス書・教科書・辞書 |
| B5判 | 182 | 257 | 雑誌・テキストブック・ムック本 |
| AB判 | 210 | 257 | 大型雑誌・写真集・図鑑 |
| A4判 | 210 | 297 | 大型雑誌・写真集・図鑑 |
| B4判 | 257 | 364 | 大型雑誌・美術書・大型出版物 |
本の種類別メモ
- 文庫本:A6判で統一。高さ148mm・横105mmと小型で軽量。
- 新書本:新書判で高さ182mm・横103mm。幅は文庫本とほぼ同じ。
- 単行本:B6・四六・菊判と複数サイズが混在。四六判(127×188mm)が最も多い。
- 漫画:少年誌は新書判・青年誌はB6判が一般的。ワイド版はA5判相当。
- 辞書:学習用・デスクトップ用はA5判(148×210mm)が標準。コンパクト版はA6判。
- 雑誌・ムック:B5〜AB判が多い。横サイズが最大210mmになるため奥行き220mm以上が必要。
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ファイルボックスのサイズ
ファイルボックスは、書類をまとめて立てて収納する箱型のファイル用品です。
本・書籍よりも奥行き(横幅)が大きいため、スチール本棚の奥行き選びで特に注意が必要です。
以下はコクヨ製ファイルボックスの代表的なサイズを基準としています。
| 判型 | 奥行(mm) | 背幅(mm) | 高さ(mm) |
|---|---|---|---|
| B5 | 277 | 102 | 209 |
| A4 | 317 | 102 | 260 |
| B4 | 384 | 102 | 290 |
| A3 | 438 | 102 | 331 |
ファイルボックスは同じ判型でもメーカーにより寸法が異なります。特にA4用(奥行317mm前後)は、スチール書架の奥行き有効寸法(D220〜D260)には収まりません。
A4ファイルボックスを収納する場合は、有効奥行きD310以上(外形奥行きD340以上)のスチール本棚が必要です。
文書保存箱のサイズ
文書保存箱は、ファイルや書類を箱ごとまとめて保存する大型の段ボール・プラスチック箱です。
ファイルボックスよりさらに奥行きが大きく、D420〜D570の棚が必要になります。
以下はコクヨ製文書保存箱の代表的なサイズを基準としています。
| 種類・判型 | 奥行(mm) | 幅(mm) | 高さ(mm) | 用途 |
|---|---|---|---|---|
| A4・B5用(フォルダー) | 330 | 290 | 265 | A4・B5用個別フォルダーに収容した書類の保存 |
| B4・A4用(フォルダー) | 400 | 300 | 330 | B4・A4用個別フォルダーに収容した書類の保存 |
| A4用(ファイル) | 420 | 355 | 270 | A判ファイル・ファイルボックスの保存 |
| A3用(ファイル) | 466 | 316 | 351 | A判ファイル・ファイルボックスの保存 |
文書保存箱(特にA4用ファイル・A3用ファイルタイプ)は奥行き420〜466mmになります。
対応できるのはKU軽量本棚(D450・D600)のみとなります。スチール書架KCJA・KU・RKUでは収納できませんのでご注意ください。
収納物と奥行サイズの対応
収納物の奥行き(横幅)と、スチール本棚の有効奥行き(許容寸法)の対応をまとめます。
有効奥行き(許容寸法)とは、棚板の短辺の実寸で、収納物がはみ出さずに置ける最大の奥行きです。
| 収納物 | 奥行(mm) | 必要な許容奥行 | 対応シリーズ例 |
|---|---|---|---|
| A6〜A4判の本・書籍(文庫〜雑誌) | 最大210 | D220 | KCJA(D260)・スチール書架KU(D250) |
| B4判の本(大型雑誌・美術書) | 257 | D270 | KCJA(D350)・KU軽量本棚(D300〜)・RKU(D340〜) |
| ファイルボックス B5 | 277 | D310 | KCJA(D350)・KU軽量本棚(D300〜)・RKU(D340〜) |
| ファイルボックス A4 | 317 | D420 | KU軽量本棚(D450〜)・RKU(D450) |
| ファイルボックス B4 | 384 | D420 | KU軽量本棚(D450) |
| ファイルボックス A3・文書保存箱(A3用) | 438〜466 | D570 | KU軽量本棚(D600) |
許容奥行きは「外形寸法の奥行き」ではなく「棚板の実寸(有効寸法)」です。外形奥行きよりも20〜30mm程度小さくなります。
たとえば外形奥行きD260のスチール書架KCJAの有効奥行きはD220となります。
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収納物の高さと棚段ピッチの関係
棚段の高さ(棚板と棚板の間隔)は、収納物の高さに合わせて設定します。
スチール本棚の支柱は25mmピッチで孔が設けられており、中段の棚板を25mm単位で上下移動できます。
本・書籍の高さと推奨棚段間隔
| 収納物 | 高さ(mm) | 推奨棚段間隔の目安 |
|---|---|---|
| 文庫本(A6判) | 148 | 約200mm程度 |
| 新書本・漫画(新書判・B6判) | 182 | 約200〜210mm程度 |
| 単行本(四六判・菊判) | 188〜220 | 約230mm程度 |
| 専門書・教科書(A5判) | 210 | 約230mm程度 |
| 雑誌・ムック(B5・AB判) | 257 | 約290〜300mm程度 |
| 大型雑誌・写真集(A4判) | 297 | 約320〜330mm程度 |
| 大型出版物(B4判) | 364 | 約400mm程度 |
推奨棚段間隔は収納物の高さより30〜50mm程度の余裕を見た目安です。
スチール本棚の標準ピッチ(H300・H350・H425mm)とあわせて調整してください。
各シリーズの棚段高さ詳細は「スチール本棚辞典」の棚段高さピッチセクションも参照してください。
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正しい積載順(下段に重いものを)
スチール本棚に書籍・書類を収納するとき、積載する順番にも原則があります。
下段に重いものを、上段に軽いものを配置することが、転倒防止・落下防止の基本です。
本棚における推奨積載順(下段から上段へ)
- 大型本・美術書(B4判)
- 雑誌類(B5・AB・A4判)
- 辞書(厚みがあり重い)
- ムック・大型単行本
- 一般単行本(四六・菊判)
- 漫画・文庫サイズ単行本
- 新書本
- 文庫本(A6判)
上段に重い書籍を置くと棚全体の重心が上に偏り、地震時に転倒・落下のリスクが高まります。
特に人の頭より高い位置に重量物(大型本・辞書など)を置くことは避けてください。
転倒防止には壁固定・床固定の併用もあわせて行ってください。
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よくある質問
文庫本から雑誌まで混在して収納したい場合、奥行きはどれを選べばいいですか?
収納する書籍の中で最も奥行き(横幅)が大きいものを基準に選びます。
雑誌(AB判・A4判)が最大で横210mmのため、有効奥行きD220以上(外形奥行きD250以上)があれば対応できます。スチール書架KU(外形D250)・KCJA(外形D260)が適合します。
A4ファイルボックスは一般的なスチール書架に入りますか?
入りません。A4ファイルボックスの奥行きは約317mmのため、有効奥行きD310以上が必要です。
スチール書架KCJA(D260・D350)の外形D350(有効D310)なら対応できますが、外形D260(有効D220)では収納できません。
確実に収納したい場合はKU軽量本棚(D450)が安全です。
文書保存箱を大量に収納したいのですが、どのシリーズが適していますか?
A4用ファイル収納タイプ(奥行420mm)・A3用ファイル収納タイプ(奥行466mm)の文書保存箱が対象であれば、KU軽量本棚のD600が最も奥行きに余裕があります。
また、耐荷重100kg/段のKU軽量本棚は重量書類の大量収納にも対応しています。
辞書は何段目に置くのがいいですか?
辞書は厚みがあり重量物になりやすいため、下段寄りに配置してください。
特に大型の百科事典・国語辞典などは重心を下げるため最下段付近に置くのが安全です。
漫画の単行本はどのサイズの棚に合わせればよいですか?
少年誌は新書判(高さ182mm)、青年誌はB6判(高さ182mm)が一般的です。
棚段間隔を200〜210mm程度に設定すると収納できます。ワイド版(A5判・高さ210mm)の場合は230mm程度必要です。
奥行きは新書判・B6判ともに128mm以下のため、D220の棚で問題ありません。
まとめ
収納物のサイズは「奥行き」と「高さ」の2軸で把握することが基本です。
書籍・書類の種類と判型が決まれば、必要な棚の奥行き有効寸法と棚段ピッチが自動的に絞り込まれます。
収納物サイズの確認 → 棚の奥行き選定 → 棚段高さの設定 → 積載順の決定、という順番で計画すると選定ミスを防げます。


