
JIS認証製品のスチール棚(物品棚)・スチール書架
金剛株式会社製の日本産業規格(JIS)認証製品をスチール棚.comでは取り扱っています。ここでは、JIS認証製品のスチール棚・スチール書架に対する適応範囲や強度性能(棚板のたわみや水平荷重等)について説明しています。
JIS認証製品とは
JISは「日本産業規格」を指します。JISは、産業標準化法に基づいて制定される標準規格で、工業製品等の種類、形式、寸法、構造、品質等の要素や、生産方法、設計方法、使用方法等、また、試験、検査等の方法等をて規定するものをいいます。
その規格が定める基準にクリアした製品を「JIS認証製品」と呼びます。
JIS認証製品の対象となるスチール棚(物品棚)またはスチール書架
スチール棚.comで取り扱う金剛株式会社製JIS認証製品対象のスチール棚(ここでは物品棚)及びスチール書架は、以下の製品となります。
上記カテゴリーのJIS区分は、スチール書架 KCJAが「書架」、ホワイトラック 軽量本棚 KUが「物品棚」、スチール書架 KUが「書架」となっています。
カテゴリー別の区分・種類・棚板1枚あたりの積載重量等の表は以下のとおりです。
区分 | 種類 | 棚板1枚あたりの積載重量 | 製品カテゴリー |
---|---|---|---|
書架 | 1種 | 40kgに耐えるもの | スチール書架 KCJA・スチール書架 KU・ホワイトラック 軽量本棚 KU |
2種 | 60kgに耐えるもの | ホワイトラック 軽量本棚 KU | |
3種 | 80kgに耐えるもの | ホワイトラック 軽量本棚 KU | |
物品棚 | 4種 | 100kgに耐えるもの | ホワイトラック 軽量本棚 KU |
JIS認証の適応範囲
JIS認証基準をクリアしたスチール棚(物品棚)またはスチール書架には、該当試験によりその適応範囲が定めれています。適応範囲をまとめたものが以下の表となります。
JIS種類 | 1種-Ⅷ | 1種-Ⅶ | 1種-Ⅷ | 1種-Ⅶ | |
---|---|---|---|---|---|
機種 | スチール書架 KCJA | スチール書架 KU | |||
最大積載重量/段 | 40kg | 40kg | |||
奥行許容寸法 | 220mm | 220mm | |||
棚形式 | 複式 | 単式 | 複式 | 単式 | |
有効棚段数(最大) | H2600mm | 8段 | 8段 | 8段 | 8段 |
H2250mm | 7段 | 7段 | 7段 | 7段 | |
H1950mm | 6段 | 6段 | 6段 | 6段 |
JIS種類 | 4種-Ⅷ | 4種-Ⅶ | 3種-Ⅷ | 3種-Ⅶ | 2種-Ⅷ | 2種-Ⅶ | 1種-Ⅷ | 1種-Ⅶ | |
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機種 | ホワイトラック 軽量本棚 KU | ||||||||
最大積載重量/段 | 100kg | 80kg | 60kg | 40kg | |||||
奥行許容寸法 | 300mm / 340mm / 450mm / 600mm | ||||||||
棚形式 | 複式 | 単式 | 複式 | 単式 | 複式 | 単式 | 複式 | 単式 | |
有効棚段数(最大) | H2600mm | 3段 | 5段 | 3段 | 5段 | 5段 | 5段 | 7段 | 7段 |
H2250mm | 3段 | 5段 | 3段 | 5段 | 5段 | 5段 | 7段 | 7段 | |
H1950mm | 3段 | 5段 | 3段 | 5段 | 5段 | 5段 | 7段 | 7段 |
強度性能について
日本産業規格 JIS S1039 の強度性能試験は、以下の2つ項目について実施しています。
- 棚板のたわみ
- 水平荷重
上記2項目の試験及び検査によって、該当のスチール棚(物品棚)・スチール書架は、JISが定める基準をクリアした認証製品となっています。
棚板のたわみ試験
- 【試験方法】
- 棚板を棚板支持具に載せる。
- 規定する重さのおもり(上記記載の積載重量)を棚板の上に均等に載せる。(均等荷重)
- 1時間経過後に棚板の前縁の中間点でたわみを測定する。
- 【適合性能】
- たわみ率(たわみ量÷棚板支持具間の距離)は、0.5%以下で、使用上支障のある破損、変形及び外れがない。
水平荷重試験
- 【試験方法】
- 試験体は1連で組み立てたものを使用する。
- 規定する重さのおもり(上記記載の積載重量)を全ての棚板の上に載荷する。
- 試験おもりの昇降を50回繰り返し、終了後におもりを除去し、棚頂の変位量を測定する。
- 構造用部材のかん合を確実にするため、試験おもりの昇降による予荷重は、10回を限度として加えることができる。予荷重を加える場合は、予荷重による負荷が終了した段階で一度水平荷重を除去し、これを測定し原点とする。
- 1時間経過後に棚板の前縁の中間点でたわみを測定する。
- 【適合性能】
- 変位量が棚全体の100分の1以下で、使用上支障のある破損、変形及び外れがない。
出典1:JISC 日本産業標準調査会
出典2:金剛株式会社 KONGO