
スチール本棚の幅有効寸法と奥行有効寸法
スチール棚全般で使用される有効寸法を確認することは、棚1段あたり(棚板1枚あたり)に積載物がどれぐらい収納ができるかを量る目安を知ることとに繋がります。ここでは、書籍や書類、ファイルボックス等を収納するに便利なスチール本棚の中心に、その棚段幅有効寸法と奥行有効寸法を説明しています。
有効寸法とは
スチール棚の寸法についての記述のなかにいくつかの寸法名称が出てきます。そのなかで有効寸法という用語があります。
有効寸法とは、バックヤードで使用されるスチール棚や研究室や書庫室等で使用されるスチール本棚において、棚1段あたりの有効となる収納空間を表した寸法です。
有効となる収納空間というのは、実際に積載物(スチール本棚であれば書類・書籍・ファイルボックス等)が収納可能な、棚段スペースの実寸を意味します。
金剛株式会社製の書架及び物品棚シリーズ(以下、スチール本棚)であれば、棚有効寸法は、各棚段に配置される棚板の長辺と短辺を指すこととなります。他の寸法名称である「外形寸法」「外寸」は、スチール本棚の棚板以外の部材を含んだものであり、スチール本棚の外側いっぱいまでに計測した寸法となります。スチール棚を示すものにおいては、外形寸法・外寸は、有効寸法よりも大きい値が出ることとなります。
幅有効寸法
幅有効寸法は、棚の正面である間口側の、1段あたりの棚段幅寸法です。スチール本棚であれば、両側の支柱を挟んだ真ん中のスペースであり、実際に書籍・本・文書箱等を収納することができる間口空間となります。
スチール本棚において幅有効寸法は、棚板の長辺にあたる部分がそれに該当します。
幅寸法を示しているので、書籍を立てて収納した場合にはその書籍の厚み幅が有効寸法と関係してきます。1段あたりにどれくらいが収納できるかは、幅有効寸法と収納できる本の厚みに相関があることとなります。
幅有効寸法から、本の厚みの総数を割れば、実際に収納可能な書籍の冊数を求めることができます。
奥行有効寸法
奥行有効寸法は、棚を側面から見た箇所の、1段あたりの奥行寸法です。スチール本棚であれば、こちらも前後の支柱(Cチャンネル型アングル)を挟んだ真ん中のスペースとなり、実際に書籍・本・文書箱等を収納することができる奥行側のスペースです。
スチール本棚において奥行有効寸法は、棚板の短辺にあたる部分がそれに該当します。
奥行寸法を示しているので、書籍を立てて収納した場合にはその書籍の深さ・深度が有効寸法と関係してきます。どの大きさまで書籍・本を、棚板の短辺側からはみ出さずに載せることができるかと相関があります。
支柱断面図から見る各スチール本棚の有効寸法
スチール本棚における幅有効寸法・奥行有効寸法は、棚板の長辺と短辺とイコールであり、1段あたりの棚段底面積を示します。従って、上部から本棚をみた支柱断面図であれば、一目で有効寸法を確認できます。
金剛株式会社製の各スチール本棚の支柱断面図は以下のとおりとなります。
このなかで赤字で示した部分が、各スチール本棚及びスチール書架の幅有効寸法・奥行有効寸法となります。
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- KU軽量本棚(耐荷重100kg/段)
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- スチール書架RKU(耐荷重100kg/段) ※外形寸法及び有効寸法はKU軽量本棚と同じ
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