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棚受けフックの取り付けと棚段移動方法

軽量スチール棚のなかのオープン棚及び金網棚に取り付けができる「棚受けフック」。棚受けフック上に載せた棚板は、ボルト・ナットで取り付ける通常の棚板とは違い、ワンタッチで上下に棚板の段移動ができる可動棚板となります。支柱(アングル)の孔に棚受けフックを差し込んで入れるだけで良いのでスチール棚の組立施工自体も簡素化・短縮化できます。

この記事で分かること

  • 棚受けフックとは
  • 取り付けができるスチール棚
  • 必要個数と取り付け箇所
  • 取り付けは中間にある棚板だけ
  • 取り付け方法
  • 取り付け後の棚板の上下可動方法(棚段移動)
  • 耐荷重について
Conclusion
  • 棚受けフックが向くケース:収納物が変わりやすく、棚段の高さを頻繁に変えたい場合。工具を使わずワンタッチで棚板を上下に動かせます。組み立て時もボルト・ナット留めが減るため、施工時間を短縮できます。
  • 棚受けフックが使えないケース:パネル棚(背面・側面がパネル板で覆われているためフックを引っ掛けられません)。また最上段・最下段の棚板にも使えません。重い物を載せる段も、耐荷重が約半分になるため不向きです。

棚受けフックとは

棚受けフックとは、軽量スチール棚用に設計されたスチール棚の中間の棚板(中棚板)を受けるためのスチール製の金具です。
棚受けフックを取り付けることで、取り付けた箇所に載せた棚板が、簡単に上下可動(棚段移動)ができるようになります。頻繁に棚段を変更させたいスチール棚には便利な仕様となります。
また、棚板は通常ボルト・ナットで取り付けをおこないますが、支柱(アングル)の孔にフックを差し込んで引っ掛けるだけで施工が終わるため、スチール棚本体の組み立てが簡素化され施工時間短縮にもなります。

取り付けができるスチール棚

軽量スチール棚のなかではオープン棚と金網棚が取り付け適合タイプとなります。
パネル棚については、背面及び側面にスチール製パネル板が棚全体を覆うため棚受けフックを引っ掛かることができず取り付けができません。

重要

パネル棚には取り付けできません。背面と側面をスチール製パネル板が覆っているため、支柱の孔にフックを引っ掛けられない構造です。取り付けられるのはオープン棚と金網棚のみとなります。

必要個数と取り付け箇所

フック可動式にしたい棚板1枚に対し、棚受けフックは4個使用します。
棚受けフックは4個必要
支柱(アングル)の孔は、正面から見て、以下の合計8箇所があります。

  1. 左奥:左後方・左奥側の2箇所
  2. 右奥:右後方・右奥側の2箇所
  3. 左手前:左前方・左前側の2箇所
  4. 右手前:右前方・右前側の2箇所

これらの箇所にはどこでも棚受けフックを引っ掛けることができます。お好きな箇所をお選びいただけます。
ただし、左奥・右奥・左手前・右手前のそれぞれに1箇所だけに取り付けます。四隅に2箇所に引っ掛ける箇所がありますがその両方に2個を引っ掛けようとしても、互いに干渉し合って正しく取り付けができません。

補足

フック可動式にしたい棚板1枚につき4個使用します。支柱の孔は四隅にそれぞれ2箇所ずつ(合計8箇所)ありますが、取り付けるのは四隅に1箇所ずつです。同じ角の2箇所に両方取り付けようとすると、互いに干渉して正しく付きません。

取り付けは中間にある棚板だけ

適合するオープン棚と金網棚は、支柱(アングル)と棚板だけで躯体を構成するシンプルな構造ですが、一番上の棚板(最上段の棚板)と一番下(最下段の棚板)には、必ずコーナープレートを用いて四隅をビス(ボルト・ナット)締めが必要となってきます。
したがって、最上段の棚板と最下段の棚板は、棚受けフックを使用して取り付けすることはできません。それ以外の中間の棚板(中棚板)に棚受けフックは使用できます。
スチール棚の支柱(アングル)には30mm×8mmの楕円形の孔があります。支柱の長さの分だけ50mm単位で孔が空いています。上述の最上段及び最下段以外の棚段であれば、棚板が載せられる箇所であれば、どの位置でも棚受けフックを取り付けることができます。

重要

最上段と最下段の棚板には使用できません。この2段はコーナープレートを用いて四隅をボルト・ナットで締める必要があるためです。棚受けフックが使えるのは中間の棚板(中棚板)だけになります。

取り付け方法

棚受けフックの取り付けは、スチール棚本体が組み立て終わった後に、本体を起こした状態でおこないます。棚本体は、ボルト・ナット締めをおこなう箇所に対して本締めをして、残りは棚受けフックの棚板取り付けだけの状態にします。
フックの取り付けは簡単で、支柱(アングル)の孔(30mm×8mmの楕円形)に、その孔よりも少し小さいツメ部分を引っ掛けるだけです。
棚受けフックの取り付け方法(1)ツメ部分を支柱の孔に引っ掛ける
取り付け箇所は前述のとおり、正面から、左奥1箇所・右奥1箇所・左手前1箇所・右手前1箇所の合計4箇所となります。
引っ掛けた後は、棚板を斜めに傾けながら取り付け位置の上に移動します。その後、ゆっくりと棚板を棚受けフック部分まで降ろし、フックの棚板をはめ込む部分に載せます。
棚受けフックの取り付け方法(2)棚板をゆっくりと降ろす
棚受けフックの取り付け方法(3)棚板をはめ込む部分に載せる
取り付け箇所4箇所が正しい孔の高さに来ているかを確認し、水平を見ます。問題が無ければ取り付けは終了です。

取り付け後の棚板の上下可動方法(棚段移動)

まずは、棚受けフックが取り外しできるように棚板を持ち上げます。持ち上げる箇所は、四隅の1箇所側のみでも構いませんし、全体を持ち上げても構いません。ただし、W1800mm×D600mmのような大型の棚板は、かなりの重量となりますので、2名で持ち上げる等十分に対策をしておこなってください。
棚段移動のために棚板を持ち上げる
持ち上げた状態をキープしながら、棚受けフックの高さ位置を変更します。取り付け方法で説明したように、支柱(アングル)の違う孔へ、その孔よりも少し小さいツメ部分を引っ掛けます。
残りの3箇所も同じ高さの位置へ変更して、棚段移動作業は終了です。

補足

W1800mm×D600mmのような大型の棚板はかなりの重量になります。棚段を移動する際は、2名以上での作業をおすすめします。

耐荷重について

軽量スチール棚の耐荷重は、1段あたり(棚板1枚あたり)120kgです。それはビス(ボルト・ナット)締めした棚板の場合であり、棚受けフックに載せた棚板の耐荷重はそれよりも当然下がります。
実際には数値として示した耐荷重仕様は存在しませんが、約半減になる、ということです。

重要

棚受けフックに載せた棚板の耐荷重は、ボルト・ナットで留めた場合の約半分になります。軽量スチール棚の120kg/段であれば、およそ60kg/段とお考えください。重い物を載せる段には使用しないでください。

FAQ
Q. 棚受けフックは1枚の棚板に何個必要ですか?
A. 4個です。支柱(アングル)の四隅に1箇所ずつ取り付けます。四隅にはそれぞれ2箇所の孔がありますが、同じ角の両方に取り付けると互いに干渉して正しく付かないため、どちらか一方をお選びください。棚板4枚分なら16個が必要になります。
Q. どのスチール棚に取り付けられますか?
A. 軽量スチール棚のオープン棚と金網棚です。パネル棚は背面・側面をパネル板が覆っているため、支柱の孔にフックを引っ掛けられず取り付けできません。また、取り付けられるのは中間の棚板だけで、最上段・最下段はコーナープレートとボルト・ナットでの固定が必要です。
Q. 棚受けフックを使うと耐荷重はどうなりますか?
A. 約半分になります。ボルト・ナットで留めた棚板の耐荷重が120kg/段であるのに対し、フックに載せた棚板はおよそ60kg/段とお考えください。数値としての仕様は設定されていませんが、半減するとお考えいただくのが安全です。重い物を載せる段には使わないでください。
Q. 棚段の高さを変えるにはどうすればよいですか?
A. 棚板を持ち上げて、支柱の別の孔にフックを掛け直すだけです。工具は不要です。四隅のうち1箇所だけを持ち上げても、棚板全体を持ち上げても構いません。4箇所すべてを同じ高さに揃えてから棚板を降ろしてください。孔は50mm間隔なので、50mm単位で高さを調整できます。
棚受けフック 4個セット(基本・棚板1枚用)商品
この記事で紹介している部材棚受けフック 4個セット(基本・棚板1枚用)

棚板1枚を可動式にするための4個セット。オープン棚・金網棚の中間の棚板に使用します。棚板2枚用の8個セット、3枚用の12個セット、4枚用の16個セットもご用意しています。

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オープン棚 (軽量スチール棚)カテゴリ
関連カテゴリオープン棚 (軽量スチール棚)

棚受けフックを取り付けられる軽量スチール棚です。金網棚にも同じフックが使えます(パネル棚は構造上使用できません)。

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