スチール本棚の高さピッチ(間隔)と追加棚板枚数の関係

各スチール本棚の棚段の高さには標準ピッチ(間隔)が設けられています。標準ピッチにははB5判やA4判等がありますが、それ以外の判型ですべての棚段に同じ種類の本・書籍・書類等を収納する場合、追加棚板は何枚必要かを表組を交えて説明しています。

標準ピッチ(間隔)

スチール本棚の高さピッチ(間隔)と基準となる棚段高さでは、棚段スペースの高さの観点から、各スチール本棚の標準となる棚段高さを見ていきました。
まとめると、以下のとおりに標準ピッチが設定されています。

KU軽量本棚(耐荷重100kg/段)及びスチール書架RKU(耐荷重100kg/段)

標準ピッチ (1)

H350mmピッチ(A4縦)

標準ピッチ (2)

H425mmピッチ

スチール書架KCJA(耐荷重40kg/段)及びスチール書架KU(耐荷重40kg/段)

標準ピッチ (1)

H300mmピッチ(B5縦)

標準ピッチ (2)

H350mmピッチ(A4縦)

KU軽量本棚(耐荷重100kg/段)は、物品棚カテゴリにあるため、文書保存箱等の大型の書類の収納に対応できるようにH425mmピッチを標準で設けていますが、その他はB5サイズ(縦収納)とA4サイズ(縦収納)に対応した棚段高さの間隔となっています。

収納・保管する本・書籍の種類と高さ

保管する本・書籍及び書類とスチール本棚の選び方では、本・書籍の種類をそれに対応するスチール本棚の奥行の観点から見てきました。
本・書籍の種類はB5判サイズとA4判サイズ以外にもあり、高さが低い順にまとめると以下のものがあります。

A6サイズ

判型名

A6判

縦(高さ)サイズ

148mm

本・書籍の種類

文庫本

B6サイズ

判型名

B6判

縦(高さ)サイズ

182mm

本・書籍の種類

単行本

A5サイズ

判型名

A5判

縦(高さ)サイズ

210mm

本・書籍の種類

学術書、文芸雑誌、専門書、ビジネス書等

B5サイズ

判型名

B5判及びAB判

縦(高さ)サイズ

257mm

本・書籍の種類

雑誌、テキストブック、ムック本等

A4サイズ

判型名

A4判

縦(高さ)サイズ

297mm

本・書籍の種類

大型雑誌、写真集、図鑑等の大型書籍

B5サイズ・A4サイズ以外の収納

上記で見たように、収納・保管する本・書籍のなかでB5サイズとA4サイズは、各スチール本棚には標準ピッチで対応できるよう棚段高さが設定されていますので、当然ながら、棚板部材も標準で必要枚数が用意されています。
B5サイズ・A4サイズ以外の、さらに高さの低い本・書籍を、各棚段に高さ方向に隙間なく収納しようとした場合は、別途追加棚板が必要となります。追加棚板は、各スチール本棚専用の棚板が用意されており、中段に追加する棚板1枚とそれを受ける棚受2枚とがセットになったものを販売しています。

この追加棚板セットを購入することで、標準ピッチよりも狭い高さ間隔で本・書籍を収納することができるようになります。

本・書籍の種類と追加棚板枚数の関係

スチール本棚に収納すべき本・書籍サイズが決まっていない場合は、標準に設定されている棚段高さにてとりあえず様子を見ることが大事ですが、標準ピッチであるB5サイズ・A4サイズ以外の本・書籍を、なるべく縦方向に無駄なく隙間なく収納しようとした場合は、追加棚板セットを用意する必要があります。
以下では本・書籍の判型別に追加棚板の必要枚数の関係を見ていきます。条件として、すべての棚段に対して同じ本・書籍を収納することとしてサイズをまとめています。また、スチール本棚の支柱の孔は、25mm間隔で設定されています。これにより、25mmピッチでの棚板上下稼働となります。
ただし、最上段棚板(もしくは天板)及び最下段の棚板(もしくは地板)は、スチール本棚の躯体構造の関係上、動かすことができません。最上段と最下段に挟まれた中段・中棚部分だけが稼働する対象となります。
高さピッチも、この中段・中棚のみを対象としたものとなり、最上段と最下段は対象外となります。
KU軽量本棚(耐荷重100kg/段)及びスチール書架RKU(耐荷重100kg/段)は、奥行が300mmまたは340mmが最小値となるため、B5サイズ・A4サイズ以下のサイズをすべてに収納することは想定されませんので、ここでは除外しています。スチール書架KCJA(耐荷重40kg/段)及びスチール書架KU(耐荷重40kg/段)のみ掲載しています。

A6判(文庫本等)の収納と追加棚板枚数

A6判は文庫本に該当するものです。高さ(縦)サイズ148mmで、それに合わせた棚段高さに合わせればよいのですが、一つ注意事項として、各スチール本棚では棚受というものがあり、その棚受の高さの関係上、最小値が決められてます。
具体的には、支柱の孔に対して棚受の高さ6孔分(約150mm分)以上を開ける必要があります。従いまして、A6判は最低の6孔分を確保して棚段を設定することとなります。
A6判(文庫本等)を縦方向に無駄なく隙間なく収納する際、追加する棚板枚数を、スチール書架KCJA(耐荷重40kg/段)及びスチール書架KU(耐荷重40kg/段)の高さごとにまとめた表組が以下になります。

B6判(単行本等)の収納と追加棚板枚数

B6判は単行本に該当するものです。高さ(縦)サイズ182mmとなります。
B6判(単行本等)を縦方向に無駄なく隙間なく収納する際、追加する棚板枚数を、スチール書架KCJA(耐荷重40kg/段)及びスチール書架KU(耐荷重40kg/段)の高さごとにまとめた表組が以下になります。

A5判(単行本等)の収納と追加棚板枚数

A5判は学術書、文芸雑誌、専門書、ビジネス書等に該当するものです。高さ(縦)サイズ210mmとなります。
A5判(学術書、文芸雑誌、専門書、ビジネス書等)を縦方向に無駄なく隙間なく収納する際、追加する棚板枚数を、スチール書架KCJA(耐荷重40kg/段)及びスチール書架KU(耐荷重40kg/段)の高さごとにまとめた表組が以下になります。