スチール棚の「呼び寸法」
スチール棚のサイズを記載する際、実寸法と呼び寸法、柱芯寸法の3種類があります。当サイトで販売している各スチール棚及び各スチール本棚のサイズの記載内容を、実寸法と呼び寸法、柱芯寸法のそれぞれを比較をしながら表組みを交え説明しています。
スチール棚の実寸法とは
実寸法とは、読んで字のごとく、実際に測定した結果を反映したサイズ・寸法のことを指します。
スチール棚でのサイズは、高さ(H)、幅(W)、奥行(D)の3つの項目が基本であり、この3点を実際にスケール等でサイズ計測したものが実寸法ということになります。
なお、長尺物のアングル(支柱)等では長さ(L)の名称が、スチール棚板の厚さを測定したものでは、厚み(T)が用いられることがあります。
スチール棚の呼び寸法とは
一方、呼び寸法とは、実際に測定・計測したサイズではなく、キリの良い数字として実寸法の近似値を示したものとなります。
スチール棚では、建築現場で用いられる尺を基準とした近似値が使用されるのが一般的で、基本的にはこの尺単位で呼び寸法が設定されています。スチール棚の高さであれば、それぞれ「4尺・5尺・6尺・7尺」が「H1200mm・H1500mm・H1800mm・H2100mm」という単位を目安として製造されています。
幅であれば「3尺・4尺・5尺・6尺」が「W900mm・W1200mm・W1500mm・W1800mm」として、また、奥行であれば、「1尺・1.5尺・2尺・2.5尺・3尺」が「D300mm・D450mm・D600mm・D750mm・D900mm」という単位を目安として製造されています。
この呼び寸法は、スチール棚の種類や各メーカーによって設定の仕方が異なります。
ボルト・ナットを含めた実寸法
前述したように、スチール棚については尺単位で呼び寸法が基本的には設定されていますが、実寸法でサイズを表すスチール本棚等の商品については、ビス(ボルト・ナット)の出っ張りサイズを考慮した記載はしていません。
例えば軽量スチール棚やKU 軽量本棚・スチール書架 KU・スチール書架 RKU等は、ボルト・ナットで接合して組み立てをおこないます。これら物品棚系のスチール棚・スチール本棚は、ボルト・ナット(ビス)が構造上の表裏両面または両側面にビスの頭が出ます。
このビスの出っ張りは機種によって異なりますが、約数ミリから数十ミリになります。棚本体は実寸法で商品を掲載していますが、これにプラスしてボルト・ナットの出っ張りサイズを考慮する必要があります。
柱芯寸法
おもに中量スチール棚では、中量棚の支柱を中心としたサイズの計測方法を採用しています。このサイズは、柱芯寸法と呼ばれます。
柱芯寸法は、呼び寸法の別名で、こちらも尺単位で示しています。柱の中心を基準点としているため分かりやすく、また、サイズ感がつかみやすいため、スチール棚のサイズはこの柱芯寸法がよく採用されています。
柱芯寸法は、支柱を基準としますので、高さを表すサイズではなく、幅(間口)・奥行を示すものとなります。奥行については、棚板の有効寸法と同じとなります。
中量スチール棚の柱芯寸法幅1200mm×奥行600mm(単体棚)を例にとると、正面から見て左側の柱の中心から右側の柱の中心までの長さが1200mmとなります。また、側面から見て左側の柱の中心から右側の柱の中心までの長さが600mmとなります。
このサイズの中量スチール棚・単体棚の実寸法は幅1255mm×奥行630mmとなり、支柱のサイズを考慮し、正面側で55mm、側面側で30mmをプラスした数値となります。
各スチール棚・スチール本棚の呼び寸法・実寸法の対応表
軽量スチール棚
- 種類
- 軽量スチール棚
- 例示サイズ(mm)
- 高さ1200×幅1200×奥行300 ※4尺×4尺×1尺
- サマリ
- 軽量スチール棚は、オープン棚・パネル棚・金網棚の三種類があります。
それぞれの棚の呼び寸法及び実寸法は同じ仕様です。ビス(ボルト・ナット)での組み立てのため寸法に対しての考慮が必要となります。 - 呼び寸法・実寸法の対応表
寸法(mm) 商品掲載サイズ 呼び寸法(尺) 実寸法 高さ 1200 1200(4尺型) 1200+ベース(基礎)の厚み 幅 1200 1200(4尺型) 1200+ビス頭の出っ張り 奥行 300 300(1尺型) 300+ビス頭の出っ張り
軽量ボルトレス棚
- 種類
- 軽量ボルトレス棚
- 例示サイズ(mm)
- 高さ1200×幅1200×奥行300 基本(単体棚)タイプ ※4尺×4尺×1尺
- サマリ
- 軽量ボルトレス棚は、耐荷重150kg/段のC型40mm×30mmの支柱を採用したスチール棚です。
基本(単体棚)については、呼び寸法の値と外寸である実寸法は同じ値となります。 - 呼び寸法・実寸法の対応表
寸法(mm) 商品掲載サイズ 呼び寸法(尺) 実寸法 高さ 1200 1200(4尺型) 1200+ベース(基礎)の厚み 幅 1200 1200(4尺型) 1200 奥行 300 300(1尺型) 300
中軽量スチール棚
- 種類
- 中軽量スチール棚
- 例示サイズ(mm)
- 高さ1200×幅1200×奥行300 基本(単体棚)タイプ ※4尺×4尺×1尺
- サマリ
- 中軽量スチール棚は、耐荷重200kg/段でC型40mm×40mmの支柱を採用したボルトレス対応のスチール棚です。
軽量ボルトレス棚と同様に基本(単体棚)については、呼び寸法の値と外寸である実寸法は同じ値となります。 - 呼び寸法・実寸法の対応表
寸法(mm) 商品掲載サイズ 呼び寸法(尺) 実寸法 高さ 1200 1200(4尺型) 1200+ベース(基礎)の厚み 幅 1200 1200(4尺型) 1200 奥行 300 300(1尺型) 300
中量スチール棚
- 種類
- 中量スチール棚
- 例示サイズ(mm)
- 高さ1200×幅1200×奥行450 基本(単体棚)タイプ ※4尺×4尺×1.5尺
- サマリ
- 中量スチール棚は、棚板1段あたりの耐荷重によって、中量スチール棚(300kg/段)と中量スチール棚(500kg/段)の二種類があります。
重量物の積載に耐えられる堅牢な設計でC型45mm×55mmの支柱を採用したボルトレス対応のスチール棚です。
呼び寸法は柱芯寸法となり、実寸法と異なる値となります。 - 呼び寸法・実寸法の対応表
寸法(mm) 商品掲載サイズ 呼び寸法(尺) 実寸法 高さ 1200 1200(4尺型) 1200+ベース(基礎)の厚み 幅 1200 1200(4尺型) 1255 奥行 450 450(1.5尺型) 480
KU 軽量本棚
- 種類
- KU 軽量本棚
- 例示サイズ(mm)
- 高さ1800×幅1200×奥行300 単式タイプ 基本型 ※6尺×4尺×1尺
- サマリ
- 金剛製KU 軽量本棚は、物品棚としても耐え得る100kg/段の耐荷重性能を持ちながら、単式・複式仕様や25mmピッチの棚段設定等、スチール本棚としての機能性を兼ね備えたスチール棚です。
KU 軽量本棚の幅実寸法は、呼び寸法にプラス35mm、奥行実寸法は、呼び寸法と同じ値となります。
高さについては、掲載サイズ及び実寸法の1950mmと3尺1800mmとの差が150mm程度ありますが、これは床面から最下段の棚板までの立ち上がりの長さとなっています。
また、ボルト・ナット(ビス)での組み立てのため奥行寸法に限り出っ張りの考慮が必要となります。 - 呼び寸法・実寸法の対応表
寸法(mm) 商品掲載サイズ 呼び寸法(尺) 実寸法 高さ 1950 1800(6尺型) 1950 幅 1235 1200(4尺型) 1235 奥行 300 300(1尺型) 300+ビス頭の出っ張り
スチール書架 KCJA
- 種類
- スチール書架 KCJA
- 例示サイズ(mm)
- 高さ1800×幅900×奥行260 単式タイプ 基本型 ※6尺×3尺×D260(非尺単位)
- サマリ
- 金剛製スチール書架 KCJAは、図書館納入のノウハウを詰め込んだ機能性が豊富な本棚に特化したスチール書架製品です。
壁面収納に適した単式(片側収納)と両側から収納ができる「複式(両面収納)」の2パターンがあります。
幅はシンプルに3尺(約900mm)に揃えたラインナップで、奥行は、本・書籍のサイズに合わせたD260mm及びD350mmの仕様となっています。
スチール書架 KCJAの幅実寸法は、呼び寸法にプラス40mm、奥行実寸法は、呼び寸法と同じ値となります。高さについては、掲載サイズ及び実寸法の1950mmと3尺1800mmとの差が150mm程度ありますが、これは床面から最下段の棚板までの立ち上がりの長さとなっています。 - 呼び寸法・実寸法の対応表
寸法(mm) 商品掲載サイズ 呼び寸法(尺) 実寸法 高さ 1950 1800(6尺型) 1950 幅 940 900(3尺型) 940 奥行 260 260 260
スチール書架 KU
- 種類
- スチール書架 KU
- 例示サイズ(mm)
- 高さ1800×幅900×奥行250 単式タイプ 基本型 ※6尺×3尺×D250(非尺単位)
- サマリ
- 金剛製スチール書架 KUは、KU 軽量本棚の本・書籍に特化したスチール書架製品です。
KU 軽量本棚と同様に、単式・複式仕様や25mmピッチの棚段設定ができ、KCJAタイプと異なりタッピングビス仕様でないために、電動インパクトを使用せずに組み立てが可能なモデルです。
幅はシンプルに3尺(約900mm)に揃えたラインナップで、奥行は、本・書籍のサイズに合わせたD250mmの仕様となっています。
スチール書架 KUの幅実寸法は、呼び寸法にプラス35mm、奥行実寸法は、呼び寸法と同じ値となります。高さについては、掲載サイズ及び実寸法の1950mmと3尺1800mmとの差が150mm程度ありますが、これは床面から最下段の棚板までの立ち上がりの長さとなっています。
また、ボルト・ナット(ビス)での組み立てのため奥行寸法に限り出っ張りの考慮が必要となります。 - 呼び寸法・実寸法の対応表
寸法(mm) 商品掲載サイズ 呼び寸法(尺) 実寸法 高さ 1950 1800(6尺型) 1950 幅 935 900(3尺型) 935 奥行 250 250 250+ビス頭の出っ張り
スチール書架 RKU
- 種類
- スチール書架 RKU
- 例示サイズ(mm)
- 高さ1800×幅900×奥行450 単式タイプ 基本型 ※6尺×3尺×1.5尺
- サマリ
- 金剛製スチール書架 RKUは、KU 軽量本棚と同様の仕様で、ブラックカラーの近似色であるチョコレートブラウンカラーのラインナップです。
幅はシンプルに3尺(約900mm)に揃えたラインナップで、奥行は、1.5尺型(450mm)と340mmの二種類があります。
スチール書架 RKUの幅実寸法は、呼び寸法にプラス35mm、奥行実寸法は、呼び寸法と同じ値となります。
また、ボルト・ナット(ビス)での組み立てのため奥行寸法に限り出っ張りの考慮が必要となります。 - 呼び寸法・実寸法の対応表
寸法(mm) 商品掲載サイズ 呼び寸法(尺) 実寸法 高さ 1950 1800(6尺型) 1950 幅 935 900(3尺型) 935 奥行 450 450(1.5尺型) 450+ビス頭の出っ張り


