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組み立てに使用するハンマーの種類と叩き方(各ボルトレス棚向け)

ビス(ボルト・ナット)を使用しないでハンマーのみで組み立てができる軽量ボルトレス棚や中軽量スチール棚・中量棚等の各種ボルトレス棚。ボルトレス棚を組み立ての際に使用するハンマーの種類(直径等)や各部材の接合をする時の叩き方等について説明しています。

この記事で分かること

  • ボルトレス棚の種類
  • ハンマーの種類
  • 推奨されるハンマーヘッドの直径
  • 各部材の接合
  • ハンマーの叩き方
Conclusion
  • 木槌・プラスチックハンマー(推奨):ハンマーヘッドに重量があるため、ツメを孔に打ち込む力が伝わります。直径40mm程度のものが目安です。部材の塗装を傷めにくい点でも適しています。
  • ゴムハンマー:叩き込み自体は可能ですが、ハンマーヘッドに重量がないため打ち込むのに苦労する可能性があります。力が逃げて跳ね返るため、作業が長引きます。

ボルトレス棚の種類

ボルトレス棚とは、ビスと呼ばれるボルト・ナットの接合ネジを用いらないで組み立てが可能なスチール棚のことです。
以下の4種類の耐荷重のスチール棚がこれに該当します。

ボルトレス棚は、各部材の接合にハンマーを使用します。
ハンマーでの接合は、以下の部材との組み立てに使用します。との接合に使用します。

  • 支柱と天地受または天板受
  • 支柱とワイドビーム
  • 支柱と棚受(中棚受)
  • 支柱と樹脂製ベースキャップ

以上のように、基本的には支柱部材と各構造部材との接合にハンマーを使用します。
ただし、軽量ボルトレス棚及び中軽量スチール棚については、天地棚板受け以外の中段の棚板受け(中棚受)ではハンマーで接合する必要はなく、手でツメを引っ掛けたり外したりできる方式となります。

補足

同じボルトレス棚でも、中棚受(なかたなうけ)はハンマーで接合する必要がなく、手でツメを引っ掛けたり外したりできる方式です。ハンマーが必要になるのは天地受け・棚受け(大・小)・ワイドビーム・樹脂製ベースキャップの接合部です。

ハンマーの種類

ボルトレス棚での組み立てで使用できるハンマーは、以下の種類があります。

  • プラスチックハンマー
  • 木製ハンマー(木槌)
  • 金属製ハンマー(金槌)

上記で最も部材を叩き込みやすいハンマーは、最も重量のある金属製ハンマー(金槌)となりますが、叩き込む部分に厚手の布地をあてがわないと部材に傷がついてしまいますので注意が必要です。
おすすめはプラスチックハンマーで、さらにいうと金属ヘッドとプラスチックヘッドの両方備わったコンビネーションハンマーが最も使いやすいです。
金属とプラスチックのコンビネーションハンマーの例
なお、ゴムハンマーについては叩き込み自体は可能ですが、ハンマーヘッドに重量がないゴムハンマーの場合は、打ち込むのに苦労する可能性があります。

推奨されるハンマーヘッドの直径

上記で挙げたボルトレス棚を組み立てる際に使用するハンマーのなかで、プラスチックハンマーと木製ハンマー(木槌)については、推奨されるヘッドの直径があります。
ハンマーのヘッドとは、金槌及び木槌の槌にあたる部分で、実際に打撃を与える場所です。
ボルトレス棚の組み立てで推奨されるプラスチックハンマー及び木製ハンマー(木槌)は、それぞれ直径40mm程度のものとなります。

各部材の接合

各ボルトレス棚のハンマーで接合する部材とその数を以下に挙げています。接合数については、基本型(単体棚)1台あたりの箇所数となります。

軽量ボルトレス棚と中軽量スチール棚

耐荷重が150kg/段の軽量ボルトレス棚、及び耐荷重が200kg/段中軽量スチール棚では、以下の各部材の接合にハンマーを用いて組み立てを行います。

  • 支柱と天地受 ※4箇所
  • 支柱とワイドビーム ※8箇所
  • 支柱と樹脂製ベースキャップ ※4箇所

中量スチール棚

耐荷重が300kg/段または500kg/段の中量スチール棚では、以下の各部材の接合にハンマーを用いて組み立てを行います。
なお、棚受け(小)は最上段の棚板を受ける部材で、棚受け(大)はそれ以外の棚板を受ける部材になります。

  • 支柱と棚受け(小)※2箇所
  • 支柱と棚受け(大)※地板2箇所+中間の棚板の枚数×2箇所
  • 支柱とワイドビーム ※8箇所
  • 支柱と樹脂製ベースキャップ ※4箇所
補足

記載の箇所数は、基本型(単体棚)1台あたりの数です。追加連結棚の場合や棚板の枚数によって箇所数は変わります。

ハンマーの叩き方

ボルトレス棚の組み立て時にハンマーで叩き込む方法は、基本的には他用途でハンマーを使用するように、真上から狙った位置に垂直に振り下ろして叩き込む、ということですが、各部材によって以下のようなポイントがあります。

棚受け類(天地受け・棚受け)

天地受等の棚受けのハンマーの叩き方
支柱に対して奥行側に取り付けをおこなう棚受けの類については、奥行側を正面として見て交互に叩きます。
支柱の孔に、棚受けのツメをあてがって押さえ、ハンマーで左右交互にしっかりと叩き込むのがポイントとなります。叩き込む場所は、ツメに最も近い棚受けの上端に狙いを定めます。

ワイドビーム

ビーム・ワイドビーム部材のハンマーの叩き方
支柱に対して間口(ワイド)側に取り付けをおこなうワイドビームは、間口側を正面として見て、こちらも同様に交互に叩きます。
棚受け類と同じ要領で、支柱の孔にワイドビームのツメをあてがって仮に押さえ、ワイドビームの左右を順番に交互に叩き込んでいきます。こちらも、叩き込む場所はツメに最も近いワイドビームの上端に狙いを定めます。

樹脂製ベースキャップ

樹脂製ベースキャップのハンマーでの叩き入れ方法
支柱の底部に取り付けをおこなうのば樹脂製のベースキャップです。床を保護する目的で取り付けをおこないます。
支柱の底部の内部に、ベースキャップをあてがい、叩き入れます。素手でも挿入は可能ですが、少々硬いため、ハンマーを用いて軽く少しずつ叩き入れます。
この際、あまり強く打撃を加えるとベースキャップが破損する可能性があるので、ゆっくりと徐々にハンマーで叩き込んでいくのがポイントとなります。

FAQ
Q. ボルトレス棚の組み立てにはどんなハンマーが必要ですか?
A. プラスチックハンマーまたは木槌で、直径40mm程度のものが目安です。ハンマーヘッドに重量があることが条件になります。ゴムハンマーでも叩き込み自体は可能ですが、ヘッドに重量がないため打ち込むのに苦労する可能性があります。
Q. ハンマーで叩くときのコツはありますか?
A. 真上から狙った位置に垂直に振り下ろすこと、そして左右を順番に交互に叩くことです。棚受け類は奥行側を正面として見て交互に、ワイドビームは間口側を正面として見て交互に叩きます。叩く位置は、どちらもツメに最も近い部材の上端に狙いを定めます。
Q. 片側ずつ打ち込んではいけないのですか?
A. 避けてください。片側を打ち込みきってから反対側にかかると、ツメが斜めに入って孔に噛んでしまいます。左右交互に少しずつ進めることで、部材が水平に入っていきます。
Q. 樹脂製ベースキャップもハンマーで叩きますか?
A. はい。支柱の底部の内部にあてがい、ハンマーで軽く少しずつ叩き入れます。素手でも挿入は可能ですが少々硬いためハンマーを使います。ただし樹脂製ですので、強く打撃を加えると破損する可能性があります。ゆっくりと徐々に叩き込んでください。
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