軽量スチール棚に取り付ける75φアングルキャスターの、ストッパー(車止めロック)の使い方を写真付きで解説しています。レバーの「ON」「OFF」刻印の見方、掛け方と外し方の手ごたえの違い、使用してはいけない場所についてまとめています。
この記事で分かること
- ストッパー付きと、ストッパーなし(自在)の見分け方
- レバーの「ON」「OFF」刻印
- ストッパーの掛け方(ロックする)
- ストッパーの外し方(ロックを解除する)
- 中途半端な位置は「掛かっていない」状態です
- ストッパー付きは何個必要か
- ストッパーは傾斜のある場所では使用できません
- この記事が役に立つ方:ストッパー付きアングルキャスターを取り付けた棚をお使いで、ロックの掛け方・外し方や、いま掛かっているかどうかの見分け方を確認したい方。
- この記事の対象外:傾斜のある場所や屋外でキャスター付きの棚を固定したい方。アングルキャスターのストッパーは水平な床面専用のため、傾斜地では使用できません。
ストッパー付きと、ストッパーなし(自在)の見分け方
アングルキャスターには、ストッパー付きとストッパーなし(自在)の2種類があります。
見分け方はかんたんで、車輪の横に金属製のレバーが付いているものがストッパー付き、レバーが付いていないものがストッパーなしです。
ストッパー付きは、レバーを足で踏み込むことで車輪をロックし、棚がその場から動かないように固定できます。ストッパーなしは車輪が常に回る状態で、移動専用のキャスターです。
レバーの「ON」「OFF」刻印
ストッパーのレバーには、両端に「ON」と「OFF」の刻印が入っています。
この刻印が、いまストッパーが掛かっているかどうかを判断する目印になります。

| レバーの状態 | ストッパー | 車輪 |
|---|---|---|
| 「ON」側が下まで いっぱいに押し込まれている | ON(掛かっている) | 回らない(ロック) |
| 「OFF」側が下まで いっぱいに押し込まれている | OFF(解除されている) | 回る |
レバーはシーソーのような構造です。下に押し込まれている側の刻印が、いまの状態を表しているとお考えください。「ON」が下がっていればロック中、「OFF」が下がっていれば解除中です。
ストッパーの掛け方(ロックする)
「ON」と刻印された側を、足で下に押し込みます。
押し込んでいくと少し固めの手ごたえがあります。そのまま、これ以上は下に押し込めないというところまで押し切ってください。
押し切ったところで車輪がロックされ、ストッパーが掛かった状態になります。

ストッパーの外し方(ロックを解除する)
反対に「OFF」と刻印された側を、足で下に押し込みます。
こちらは「ON」側ほど固くなく、ロックが外れる、という感覚で押し込むことができます。
「OFF」側が下までいっぱいに押し込まれた状態が、ストッパーの解除状態です。この状態で車輪が自由に回ります。

中途半端な位置は「掛かっていない」状態です
ストッパーで最も注意していただきたいのが、レバーを押し切っていない状態です。
ON側を途中まで押し込んだだけでは、車輪は完全にはロックされません。見た目にはレバーが傾いているため掛かっているように見えますが、棚を押すと動いてしまいます。
ON側・OFF側のどちらに操作する場合も、必ず止まるところまで押し切るようにしてください。
掛けたあとは、棚を軽く押してみて動かないことを確認いただくと確実です。
ストッパーを掛けたつもりで押し切れていないと、棚が動き出す原因になります。荷物を載せた棚は重量があり、動き出すと人の力では止められません。掛けたあとは必ず棚を軽く押して、動かないことをご確認ください。
ストッパー付きは何個必要か
棚1台にはアングルキャスターを4個取り付けますが、4個すべてをストッパー付きにする必要はありません。
- 設置して使う時間が長い場合:4個すべてをストッパー付きにすると、確実に固定できます
- こまめに移動させる場合:ストッパー付き2個+ストッパーなし2個の組み合わせにすると、掛け外しの手間が減ります
組み合わせて使う場合は、ストッパー付きの2個を同じ側(前側または後側)にそろえて取り付けると、掛け外しの操作がしやすくなります。
ストッパーは傾斜のある場所では使用できません
アングルキャスターのストッパーは、水平・平衡が保たれた床面での使用を想定して製作された車止めロックです。
スロープや傾いた床など、傾斜のある場所での使用は大変危険です。ストッパーを掛けていても棚が動き出したり、荷物を載せた状態で重心が偏って転倒したりするおそれがあります。
屋外や倉庫の搬出入口など、水平が確保できない場所では、キャスター付きの棚をそのまま設置しないでください。
傾斜のある場所ではストッパーを使用しないでください。ストッパーは水平な床面での車止めを目的とした部材であり、傾斜地での使用は棚の逸走・転倒につながる大変危険な使い方となります。
- Q. ストッパーが掛かっているかどうかは、どこを見れば分かりますか?
- A. レバーの刻印を見てください。「ON」側が下まで押し込まれていればロック中、「OFF」側が下まで押し込まれていれば解除中です。下がっている側の刻印が、いまの状態を表しています。
- Q. ON側を踏み込んだのに、棚が動いてしまいます。
- A. レバーを最後まで押し切れていない可能性があります。ON側は少し固めの手ごたえがありますが、それ以上下に押し込めないところまで押し切ってはじめて車輪がロックされます。途中で止まった状態では固定されません。
- Q. ストッパーの解除が固くて外せません。
- A. 「OFF」と刻印された側を踏み込んでください。ON側とは反対の端です。OFF側はON側ほど固くなく、ロックが外れる感覚で押し込めます。ON側を戻そうとしても解除できませんのでご注意ください。
- Q. 斜めになっている床でストッパーを使ってもよいですか?
- A. 使用しないでください。アングルキャスターのストッパーは、水平な床面での車止めを目的として製作された部材です。傾斜のある場所ではストッパーを掛けていても棚が動き出すおそれがあり、大変危険です。
- Q. ストッパー付きのキャスターは4個すべて必要ですか?
- A. 必須ではありません。設置して使う時間が長い場合は4個すべてをストッパー付きにすると確実です。こまめに移動させる場合は、ストッパー付き2個とストッパーなし2個を組み合わせると掛け外しの手間が減ります。
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