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軽量スチール棚(ボルト式)の連結と連結ビスによる「連環」のメイン画像

軽量スチール棚(ボルト式)の連結と連結ビスによる「連環」

ボルト・ナットで組み立てる軽量スチール棚(オープン棚)は、ボルトレス棚のように支柱を共有する「連結」はできません。その代わり、単体で組み上げた2台を連結ビスで繋ぎ止める「連環」という方法があります。2つの違いと、高さや幅の違う棚を並べるときの注意点を解説します。

この記事で分かること

  • スチール棚の「連結」には2つの意味があります
  • ボルト式の軽量スチール棚は支柱を共有できません
  • ボルトレス棚で支柱を共有するときの条件
  • 連結ビスで2台を連環する方法
  • 連結ビスは100本セットでの販売です
  • 高さの違う棚を連環するときの注意
  • 構成例:幅600mmと幅1200mmの棚を並べる場合
  • 実際にあったお問い合わせ
Conclusion
  • この記事が役に立つ方:ボルト式の軽量スチール棚(オープン棚)を2台以上並べて使いたい方。高さや幅の違う棚を組み合わせたい方や、幅600mmの棚を隣の棚と一体にしたい方。
  • この記事の対象外:ボルトレス棚や連結棚(連増棚)で、同じ高さ・同じ奥行の棚を支柱を共有して横に延ばしたい方。その場合は各シリーズの連結棚をお選びください。

スチール棚の「連結」には2つの意味があります

「スチール棚を連結したい」というご相談では、じつは次の2つの方法が混同されていることがよくあります。

支柱を共有する連結連結ビスによる連環
イメージ隣の棚と支柱を共用し、
ひと続きの棚列にする
独立した棚どうしを
ツナギ部材で繋ぎ止める
棚そのものの構成変わる
(支柱の本数が減る)
変わらない
(1台ごとに支柱4本のまま)
主な対象ボルトレス棚・連結棚(連増棚)ボルト式の軽量スチール棚
高さ・奥行同じであることが条件違っても可
(低い方の高さが基準)

支柱を共有する連結は、隣り合う棚が1本の支柱を共用するため、棚という構造物そのものの形が変わります。そのため、高さや奥行がそろっていないと成り立ちません。

一方の連環は、1台ずつ完成した棚を横に並べ、隣り合う支柱どうしを連結ビス(ボルト・ナット)で締め付けて留める方法です。鎖の輪と輪がつながるように、それぞれの棚は独立した形のまま、ツナギ部材で互いを繋ぎ止めます。棚本体に手を加えることはありません。

当サイトの記事で「連結は同じ高さ・同じ奥行が条件」と書いているのは、前者の支柱を共有する連結のことです。この記事で紹介する連環は、それとは別の方法としてお考えください。

ボルト式の軽量スチール棚は支柱を共有できません

軽量スチール棚のオープン棚は、L型アングル(支柱)と棚板をボルト・ナットで締め付けて組み立てる「ボルトラック」です。4本の支柱と棚板を締め付けることで、棚1台分の躯体が成り立つ構造になっています。

そのため、「片方の棚は支柱4本、隣の棚は支柱2本で、間の2本を共用する」といった組み方はできません。ボルト式の棚は、1台ごとに支柱4本を使うことが前提です。

支柱を共有して横に連結できるのは、ボルトレス棚などの連結棚(連増棚)が用意されている製品に限られます。ボルトラックとボルトレスラックの違いはボルトレスラックとボルトラックの違いで詳しく解説しています。

重要

ボルト式の軽量スチール棚は、1台ごとに支柱4本で組み立てることが前提です。支柱の本数を減らして隣の棚と共用する組み方は、棚の強度が保てず大変危険ですので行わないでください。

ボルトレス棚で支柱を共有するときの条件

支柱を共有して連結できるボルトレス棚にも、次のような条件があります。

  • 同じシリーズ・同じ高さ・同じ奥行であること。高さや奥行の違う棚どうしは、支柱を共有する連結ができません
  • 幅600mmのサイズはありません。幅600mmは軽量スチール棚のオープン棚だけのラインアップです

「高さの違う棚を並べたい」「幅600mmの棚を組み合わせたい」という場合は、ボルトレス棚の連結では対応できません。次に紹介する連環を検討してください。

連結ビスで2台を連環する方法

連環に使うのは、軽量棚用 連結ビス(ボルト・ナット)です。規格はM6・ナット幅10mm・軸長25mmで、組み立てに使うM6×12ビスよりも軸が長くなっています。隣り合う2本の支柱を重ねて締め付けるため、その分の長さが必要になります。

2台の軽量スチール棚の隣り合う支柱を連結ビス(ボルト・ナット)で連環したイメージ図

手順は次のとおりです。

  • 2台をそれぞれ単体の棚として、支柱4本で組み上げます
  • それぞれの棚の水平を確認します
  • 2台を横に並べ、隣り合う支柱の孔の位置をそろえます
  • そろえた孔に連結ビスを差し込み、ナットで締め付けて固定します

連結ビスは最低でも4本使います。隣り合う支柱のうち、手前側の支柱で上下2カ所、奥側の支柱で上下2カ所、計4カ所を留めると安心です。

実際に連環した部分を、3つの方向から見てみます。

連結ビスのボルト頭側から見た、連環した支柱の接続部分

ボルトの頭の側です。片方の棚の支柱の孔から、連結ビスを差し込んでいます。

横に並べた2本の支柱のあいだを連結ビスが貫通している様子

2本の支柱のあいだを横から見たところです。背中合わせになった支柱どうしを、1本の連結ビスが貫いて繋ぎ止めています。

連結ビスのナット側から見た、連環した支柱の接続部分

反対側のナットの側です。もう一方の棚の支柱の孔から出たボルトの先を、ナットで締め付けて固定しています。

連環は横方向(間口方向)だけでなく、棚の背面どうしを合わせる縦方向(奥行方向)にも使えます。

補足

連環は棚本体に手を加えずに繋ぎ止める方法です。連結ビスを外せば、それぞれ単体の棚として使うこともできます。

連結ビスは100本セットでの販売です

軽量棚用 連結ビス(ボルト・ナット)は、ボルト100本・ナット100個の100本セット単位でのみ販売しています。1本単位や、少ない本数でのバラ売りはございません。

2台を連環するのに必要な本数は4本ですので、1セットあれば本数が足りなくなることはありません。棚を横に並べる台数ごとの目安は次のとおりです。

並べる台数連環する箇所必要な連結ビス(目安)
2台1カ所4本
3台2カ所8本
4台3カ所12本
5台4カ所16本

1セット(100本)で、支柱どうしを連環する箇所がおよそ25カ所分まで対応できます。

余った連結ビスは、あとから棚を増やして連環するときや、棚の背面どうしを合わせる奥行方向の連環、なくしたときの予備としてお使いいただけます。

補足

連結ビスのバラ売り・少量販売は行っておりません。ご注文は100本セット単位となりますので、あらかじめご了承ください。

高さの違う棚を連環するときの注意

連環は、高さの違う棚どうしでも行えます。ただし、支柱どうしをボルト・ナットで締め付けて留める方法のため、高さの低い方の支柱が基準になります。

たとえば高さ2100mmの棚と高さ1800mmの棚を並べた場合、連結ビスで留められるのは高さ1800mmまでの範囲です。それより上の部分は、高い方の棚が単体で立っている状態になります。

背の高い方の棚は上部が固定されていないため、壁固定や天つなぎなどの転倒防止対策もあわせてご検討ください。

重要

高さの違う棚を連環した場合、連結ビスで留められるのは低い方の棚の高さまでです。高い方の棚の上部は単体の状態のため、重い物は下段に載せ、必要に応じて転倒防止対策を行ってください。

構成例:幅600mmと幅1200mmの棚を並べる場合

限られたスペースに、幅と高さの違う2台を並べたいというご相談での構成例です。

2台をそれぞれ単体で組み上げ、横に並べて連結ビスで連環します。支柱を共有しないため、2台分の外寸幅の合計が設置スペースに収まるかを事前にご確認ください。奥行はどちらも450mmにそろえると、前面が一直線にそろい見た目もすっきりします。

実際にあったお問い合わせ

「幅600mmの棚は支柱4本、幅1500mmの棚は支柱2本で、間の支柱を共用して連結したい」というご相談をいただきました。

ご希望の2台はどちらもボルト式のオープン棚のため、支柱を共用する連結はできません。また、高さが2100mmと1800mmで異なり、幅600mmのサイズもあるため、ボルトレス棚への置き換えでも対応できませんでした。

そこで、設置スペースに合わせて幅を見直し、2台をそれぞれ単体で組み上げてから連結ビスで連環する構成をご提案しました。

FAQ
Q. ボルト式の軽量スチール棚で、隣の棚と支柱を共用できますか?
A. できません。ボルト式の軽量スチール棚は、L型アングル(支柱)と棚板をボルト・ナットで締め付けて1台分の躯体を支える構造のため、1台ごとに支柱4本を使うことが前提です。2台を一体にしたい場合は、単体で組み上げた棚どうしを連結ビスで連環してください。
Q. 高さの違う棚どうしを連結できますか?
A. 支柱を共有する連結はできません。ボルト式の棚を連結ビスで連環する方法であれば可能ですが、低い方の支柱が基準になります。たとえば高さ2100mmと1800mmの棚なら、1800mmまでの範囲で留める形になります。
Q. 幅600mmのボルトレス棚はありますか?
A. ありません。幅600mmは軽量スチール棚のオープン棚(ボルト式)だけのラインアップです。幅600mmの棚を隣の棚と一体にしたい場合は、連結ビスによる連環をご検討ください。
Q. 連結ビスは何本あれば足りますか?
A. 最低でも4本をおすすめします。隣り合う支柱のうち、手前側の支柱で上下2カ所、奥側の支柱で上下2カ所、計4カ所を留めると安心です。なお、連結ビスは100本セット単位での販売のため、1セットで2台の連環には十分足ります。
Q. 連結ビスを4本だけ購入することはできますか?
A. できません。連結ビスはボルト100本・ナット100個の100本セット単位でのみ販売しております。余った分は、棚を増やして連環するときや、奥行方向の連環、予備としてお使いください。
Q. 連環にはどのビスを使いますか?組み立て用のビスで代用できますか?
A. 軽量棚用の連結ビス(M6×25)をお使いください。2本の支柱を重ねて締め付けるため、組み立てに使うM6×12ビスよりも軸の長いものが必要です。
軽量棚用 連結ビス(ボルト・ナット) 100本セット商品
この記事で紹介している商品軽量棚用 連結ビス(ボルト・ナット) 100本セット

軽量スチール棚を横方向・縦方向に連環するためのM6×25ビス(ボルト・ナット)。ボルト100本・ナット100個の100本セット単位での販売です。2台の連環に使うのは4本が目安です。

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